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2013年4月12日 (金)

サッチャー元首相のこと

亡くなったイギリスのマーガレット・サッチャー元首相。イギリスにおいても好きか嫌いかについて評価が大きく分かれる。好きな政治家とは言えないが、私にとって、毅然とした政治家で、自分が不人気になるからといって信念を曲げない人であったという記憶が強く残っている。
小さな政府を掲げ、自助努力という価値観を重視し、弱者には厳しい態度を取り中小企業支援などにも消極的であった。このためイギリス伝統の製造業は衰えた。しかしながら1970年代には『英国病』と言われたイギリスを現在ある地位に復活さ...せた。またその政策の一部は労働党政権にも引き継がれたものもある。

サッチャー氏の最も大きな功績は、世界の冷戦の終結をもたらしたことだと思う。その毅然とした彼女の態度と政策は、ソ連から『鉄の女』とも評されたが、結局は共産主義独裁国家・ソ連の崩壊に繫がった。そのソ連を敵視しながらも彼女が「一緒に仕事ができると人物だ」と評した、ソ連最後の大統領であり、良識の人であったゴルバチョフ元ソ連大統領(82)は、インタファックス通信に対し「私たちの関係は時に複雑で、いつも平穏とはいかなかったが・・・・最終的には相互理解に達することができ、ソ連と西側との間の雰囲気の変化につながり、冷戦の終結がもたらされた」とコメントしている。写真のひとつはサッチャーさんとゴルバチョフさんが並んで撮られたものである。

とにかく、サッチャー氏のような一時代を築いた政治家がまたひとり消えて行くことに淋しさを覚えた。
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