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2013年4月13日 (土)

円安・株高で浮かれてはいけない!

固い話ですみません。円安・株高で浮かれ気分の我が国ですが、庶民の暮らしの実態はまだそのような気分ではないと言えるのではないでしようか。本当に景気は良くなるのだろうかという疑問が拭いきれません。

このような中、経済を優先するために、原発再稼働を叫ぶ人たちの声が大きくなり、原発をゼロまたは縮小しようという気運が風化しようとしていることは残念です。アベノミクスで儲かる株は何か、或いは投資信託の勧めなどと、庶民の感覚からかけ離れた記事を掲載している雑誌もあります。
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先日の4月10日、衆議院予算委員会で、枝野元経済産業相と安部首相の間で論戦がありました。行き過ぎた金融緩和がバブルの再来にならないのかと問いただした枝野氏に対して安部氏は「大胆な金融緩和でデフレマインドをインフレマインドに変える」と強調。更に「いよいよ物価が上がると思わなければ、人は物を買...わない。物が売れて企業の収益が上がり、労働分配率が増えて、だんだん従業員の給与が上がっていくと」と発言しています。
この発言にも一理あると思います。

一方枝野氏は「デフレで物価が下がるので待った方が得だから買わないのではない。収入が増えるという期待と、10年、15年と働けると安心感を与える政策を先行させないと、想像以上のダメージを国民に与える」と反論しました。

どちらが正しいかは、この先の結果を見てみないとわかりませんが、アベノミクスには大きなリスクがあります、大きな賭けです。人間として普通に、常識的に考えれば、人は物を買うのは、雇用が安定し、将来の収入が安定するからではないでしようか。

そういうことで、私は枝野氏の方に軍配を上げたいと思っています。打出の小槌で安部氏のいうことが現実になるかも知れませんが・・・。

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