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2013年4月18日 (木)

若い人の新聞離れに思う

<若い人の新聞離れに思う>

若い人の新聞離れ(書籍離れも同様)が進んでいる。インターネットを通じて情報が簡単に入手できる世の中になったということが最も大きい原因であろう。また他にも、情報入手はテレビやラジオで十分だと考えている人や、生活費を切り詰めるため或いは娯楽を優先するために新聞を購入しない人など、原因は様々であろう。

確かに、新聞を読むよりはインターネットを見たり放送を聴いたりする方が気楽にできることは間違いない。これは小説を読むよりも、これを映画化したもので済ませる方が気楽に楽しめるのと同じである。 映画を鑑賞するのもいいが、映画というのは、限られた時間の中で、原である小説の中のごく一部を映し出したに過ぎず、本当に作者が意図したものを、映画を観ただけで把握したつもりになっていては不十分であるのと同様に、インターネットや放送を観ただけで、全てを理解することは不可能である。それらは断片的に羅列された情報に過ぎない。

やはり限られた時間で大切なことを把握しようとすれば、編集機能で再編された新聞の記事を読むことが必要となってくる。それに新聞は印刷された媒体であるから、ぺらぺらと紙面をめくり、即座にその日の記事の全貌を知ることができるし、その記事がどの面に、どのような見出しで掲載されているかによって、ニュースの価値を把握できるというメリットもある。

それ故に、新聞(書籍)を読まないで、楽をしてインターネットや放送で済まそうとする人は、遊んでいる人は別として、真剣に世の中を生きて行かなければならない人にとっては悔いを残すことになるであろう。

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