大阪大学交換留学生Mさん
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彼女は苦学生だ。日本での生活において、支給される奨学金では不足するのでアルバイトをしながら勉強している。8月には、1年間の留学期間を終え一旦帰国し...、スペインの母校での残りの学生生活1年が終了すれば再び日本に来たいと言っている。
というのは、スペインは現在財政問題を抱えており、若者が国内で就職するのが難しい。従って国内で仕事を探すのは諦めて、国外、出来れば大好きな日本で、日本とスペインの懸け橋的な仕事をしたいそうだ。今、日本文化や日本の美術などを専攻して学んでいるが、将来的には、そのような方面で、先生の様な仕事に就きたいという夢を持っている。彼女の願いが叶えられる様に陰ながら祈っている。
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ところで、M さんと我々が昨年初めて会った時、日本とスペインのことについて紹介し合ったことがあった。その時、彼女は「初めてヨーロッパに来た日本の武士『支倉常長』は、私の国スペインに来たのですよ! そしてその時の日本人の祖先が暮らす日本人町が今もあるのですよ!」と説明してくれたが、私はそのような町があったことに大変感激し、また驚いた。
その後、NHKのBS番組でも『支倉常長』が主題とした番組があり、そこでもそのことが紹介されていた。また先日も皇太子がスペインとの交流400周年でスペインを訪れた時、その日本人の祖先と交流したという新聞記事(6/15朝日新聞)が掲載されていたが、このことについては別途記事を改めてもう少し詳しく記したい。
添付の写真は、M さんの友達と一緒に『美々卯』で撮った写真である。
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