政治を変革するためには「客」ではなく「主」に徹しよう!・福沢諭吉の言葉
一万円札に描かれた人物が『福沢諭吉』であることは皆さまご存じのことと思います。明治34年生まれの人です。福沢諭吉は、幾度も政府の高官職を持ちかけられましたが断り続け、独りの民間人として生きた孤高の人でありました。
======================
福沢諭吉といえば「学問のすすめ」という著作が思い浮かびます。この著作の初編の有名な言葉、『「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず」と言えり。されば天より人を生じるには、万人はみな同じ位にして、生まれながら貴賤上下の差...別なく、・・・』と続き、人は皆平等に生まれて来たことを強調した上で、学問というものがいかに大切であるかを説いています。
さて、この「学問のすすめ」の第七編「国民の職分を論ず」では、『国民たる者は一人にして二人前の役目を勤むものなり』と述べ、国民は主客の両面で責任を果たさなければならないと説いています。これは議会制民主主義の下で、平時の時(何事も問題がなく平穏な時)、国民は「客」であってもよいが、政治が劣化した時や政府がその分限を越えて暴政をおこなうことがあれば、その時は「主」に戻って、政府がやることを、有難いと思うような「客」になるず、主体的に動きなさいと言っています。明治時代というはるか昔に福沢諭吉が、既にこのように進んだ、現代にも通じるようなことを説いていたことは驚きです。
=======================
今、我が国の現状を見ると、選挙があってもどうせ変わらないのだから選挙に行くのは止めようという諦めムードが蔓延しているようです。経済が大切なことは言うまでもありませんが、それ以外の社会福祉、原子力をどうするか、諸外国といかに仲良くやっていくか、等々、多くの問題が横たわっています。
福沢諭吉の言葉に従えば、現在の日本国民の多くは、主客二人前の役を果たさず「客」になりきっているのではないでしようか。世の中を良くするには、「主」の立場に戻って考えてみる必要があるのではないでしようか。

======================
福沢諭吉といえば「学問のすすめ」という著作が思い浮かびます。この著作の初編の有名な言葉、『「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず」と言えり。されば天より人を生じるには、万人はみな同じ位にして、生まれながら貴賤上下の差...別なく、・・・』と続き、人は皆平等に生まれて来たことを強調した上で、学問というものがいかに大切であるかを説いています。
さて、この「学問のすすめ」の第七編「国民の職分を論ず」では、『国民たる者は一人にして二人前の役目を勤むものなり』と述べ、国民は主客の両面で責任を果たさなければならないと説いています。これは議会制民主主義の下で、平時の時(何事も問題がなく平穏な時)、国民は「客」であってもよいが、政治が劣化した時や政府がその分限を越えて暴政をおこなうことがあれば、その時は「主」に戻って、政府がやることを、有難いと思うような「客」になるず、主体的に動きなさいと言っています。明治時代というはるか昔に福沢諭吉が、既にこのように進んだ、現代にも通じるようなことを説いていたことは驚きです。
=======================
今、我が国の現状を見ると、選挙があってもどうせ変わらないのだから選挙に行くのは止めようという諦めムードが蔓延しているようです。経済が大切なことは言うまでもありませんが、それ以外の社会福祉、原子力をどうするか、諸外国といかに仲良くやっていくか、等々、多くの問題が横たわっています。
福沢諭吉の言葉に従えば、現在の日本国民の多くは、主客二人前の役を果たさず「客」になりきっているのではないでしようか。世の中を良くするには、「主」の立場に戻って考えてみる必要があるのではないでしようか。

| 固定リンク
「1.経営」カテゴリの記事
- 働かせ?法案:高度プロフェショナル制度(2018.06.29)
- 不誠実な政権(2018.05.24)
- “世界で一番貧しい大統領” ホセ・ムヒカ さん →この方と比べると日本の現状は淋しい限りです!(2018.03.03)
- マザーハウス・なんばパークス店訪問(2018.01.25)
- 明石順平著「アベノミクスによろしく」...(2017.12.20)
コメント