« 蝉の声 | トップページ | 番組「半沢直樹」は、現在の殺伐とした社会への警鐘である »

2013年8月22日 (木)

高山右近の郷・高山 →望まれる村の活性化  

8月初め、箕面市の隣にある豊能郡豊能町高山を箕面ボランティアガイドの仲間と共に訪れた。高山は、かの有名なキリシタン大名・高山右近の出身地として知られている。箕面の北摂霊園から歩くこと約30分、そこには、のどかな農村風景が広がっていた。青い田圃が、棚田として山裾にも広がっており、目に爽やかで、歩行の疲れを癒してくれた。

高山は、棚田や野菜畑といった農業が主要な地区であるが、人口減少によって高山小学校が廃校になるなど、過疎高齢化が進んでいる。人口は59戸、17...1人。「若い人が流出し、村は殆ど年寄だけになった。何か高山再生のヒントが欲しい」と、お会いした自治会長のSさんが嘆いておられた。

高山には住吉神社などの寺社もあるが、やはりキリスト教関係の遺跡が多い。休憩した八幡神社がある丘には高山右近生誕之地の碑があり、近くには江戸時代、慶応3年(1867)設置されたキリシタン禁令の高札が残っていた。少し山に入った所には、高山マリアの墓と名付けられた隠れキリシタンの墓もあった。墓には江戸時代中期の元文・延亭・寛延の年号が刻まれていた。今から約90年前(大正時代)、ローマからはるばる使節団が訪れ、この隠れキリシタンを祝福したという記録が残っている。また宣教師・ルイス・フロイス(「日本史」を書いた)が戦国時代の混乱の中で、教会の祭具が略奪されるのを恐れ、この高山の山の中の石室に隠し置いたことから、毎年正月になると、その石室から聖霊を運ぶ金のハトが悲しそうに鳴くという、金の鳥伝説が生まれている。

現在、高山には住吉神社を主体とした祭はあるが、高山右近に関する祭などは行われていない。高山活性化のためにも、クリスチャン・高山右近に関する歴史をもっと活用すべきでないかと感じた。

Img_3417
Img_3422

Img_3423

Img_3400

Img_3410

Img_3425


|

« 蝉の声 | トップページ | 番組「半沢直樹」は、現在の殺伐とした社会への警鐘である »

1.経営」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/209617/58042204

この記事へのトラックバック一覧です: 高山右近の郷・高山 →望まれる村の活性化  :

« 蝉の声 | トップページ | 番組「半沢直樹」は、現在の殺伐とした社会への警鐘である »