自民党は何故、特定秘密保護法案の成立を急ぐのか?
自民党は、特定秘密保護法案の成立を急いでいます。この法案は外交、国防などに限定したものだと言われています。確かに、たとえば、急速に国力を増し、周辺諸国への影響を及ぼそうとして、また国内では少数民族を弾圧するなど、大国的な振る舞いを始めた中国の覇権主義に対して我が国を守ることは必要であると思われます。
然しながら、このような法案は、時の権力者によって恣意的に拡大解釈され、国民生活における言論の自由や知る権利が損なわれる危険性が大いにあります。何もない平和な時であればいいのですが、たとえば気候不順による世界的な食糧不安などがあれば、この先、戦争というような事態に発展しないとは誰も断定できません。
故司馬遼太郎氏は、「昭和の初めから昭和20年までの時期は、日本は異常な状態におかれていた、あれは本来の日本ではなかった」と嘆いておられました。その時代は、一部の軍部が、統帥権という名の下に、議会制民主主義を無視し、法令を完全に無視し、我が国を戦争に追いやったと云うことです。時の権力者は常に善良な人間であるとは限りません。また、人間は、困った時は、間違った指導者(日中、太平洋
そのようなわけで、特定秘密保護法案のような法案は、国民が十分
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