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2014年3月

2014年3月30日 (日)

ドイツ政府が中国に示した毅然とした態度

今回、ドイツを訪問している中国の習近平主席が、ナチスのホロコーストの現場を慰霊のため?に訪問することを望んだらしいが、ドイツ政府は、やんわりと断わったらしい。ドイツが中国に政治的に利用されることを嫌ったらしい。これはドイツとして、非常に賢明で適切で、勇気ある判断であったと思う。

チベットやウイグル民族に対して、ナチスと同様な迫害や虐殺を行っている中国がナチスを非難するということは不可解なことである
しかしながら、習近平主席のこのような動きは、我が国の安部首相とその周辺の政治家による最近の国家主義的な行動・発言(靖国参拝など)が元となり、中国に日本非難の言いがかりを与えているということを忘れてはなりません。

これと関連してのことだが、最近のロシアによるウクライナやクリミヤ半島に関する干渉に対して、アメリカやEU、それに日本は、ロシアへの経済封鎖などの処置を取ろうとしている。ロシアに対してこのようなことをして、何故中国に対して行わないのか?

ロシア以上に、悪いこと?、非人道的な行為を、チベットやウイグルの人々にに対して繰り返している中国に対して、もっと毅然とした強い態度で臨むことが必要ではないのか。自由主義国は、経済的な利益追求に目を奪われて、中国共産党独裁政権下での迫害に苦しんでいる人々を見捨ててはならないと思う。

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2014年3月24日 (月)

心ないバッシングに思う

週刊誌などのメディアにおける、ベビーシッター仲介サイトを通じて2歳児をなくされた母親へのバッシングは、酷いものであった。

このような悲しい結末に終わったことについては、母親にも責任があることには間違いないが、それを全て母親の責任だとして一方的にバッシングをすることは人の道に反することである。 彼女には、やむを得ず、そのようなリスクの大きな危険なサイトに頼らざるを得ない事情があったのだ。こういうことは、社会全体が責任を負うべき問題であり、社会福祉行政の貧困にこそ問題があることをもっと問題視しなければならない。

週刊誌が、政治家や企業人の不義や非民主主義的な動きを捉えて、真実を正すような報道を行っていることは歓迎すべきことであるが、このような弱者を捉えてバッシングするようなことは断じて許されないことであり、人道に反することであろう。
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同じようなことは、理研の小保方晴子さんについても云えることである。当初の称賛ムードから一変してバッシングに走っている。ノーベル化学賞受賞者でもある理研の理事長は、彼女を未熟な研究者として断罪した。彼女の事情も聴かないで、このような断罪を下すことは、指導者としての適格性に欠けると云わざるを得ない。由々しきことである。

STAP細胞の論文の真実性について、私は知る由もないが、仮に論文に不適正なところがあったとしても、私は彼女が意識的に偽証を行ったとはどうしても考えられない。若い研究者を委縮させるようなことは指導者たるもの、今後ともやってはいけないことである。

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2014年3月17日 (月)

転職を考えている方! 良き必読書がありますよ!!

就職は人生の大きな岐路です。これからの自分の人生を託す会社を決めなければなりません。慎重にしかも迅速に!

それでは、どのような視点で会社を選べば良いのでしようか? 大きな会社か小さな会社か?「寄らば 大樹の蔭」という言葉があります。大きな会社は安定していて、魅力的に映り、自分のしたいことができると、皆様は思われているかもしれません。

大きな会社は、概ね立派な会社であることは否定できませんが、しかし、必ずしも大きな会社=良い会社とは限りません。残念ながら、大きな会社であっても、人を人とも思わない、人間性を無視したことをやっている会社が時々散見されます。荷重労働を強いたり、経営者の意に沿わない場合、いじめに等しい扱いを受けているところもあります。
また、大きな会社では、大きな組織の中で、個人が埋没してしまい、自分の力を十分発揮できないおそれもあります。

そこで皆様は、大きな会社だけでなく、小さな会社(中小企業)についても、就職先として考えて見る価値があります。小さな企業の中には、社員の個性を尊重し、育ててくれる立派な企業が沢山あります。

会社を選ぶ決め手は、従業員を大切にして、利益優先でなく、「世のため人のため」を第一義に考えている会社です。そのような会社で働けば、皆様は悔いのない人生を歩むことができます。
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私が最近、仲間と共同で出版した本に、伸びる会社はここが違う!元気企業に学ぶ7ヶ条」(八木、他著)(出版文化社)があります。自画自賛ですが、この本では、日本的な、人を大切にする、人間主義に基づいた経営の必要性を説明し、事例企業として、多くの素晴らしい中小企業様を紹介しています。是非ご参考に一読下さい。

もう一冊、お奨め書があります。「日本で いちばん 大切にしたい会社」坂本光司著(あさ出版)です。この本を読んで私は感激しました。そして、上記の本を出版するに際して、ヒントを頂きました。

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これらの本を読んで、就職先を決める上でのヒントを得て頂ければ、幸いです。

by 八木経営システム研究

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就職を考えている方々への必読書です!!

就職は人生の大きな岐路です。これからの自分の人生を託す会社を決めなければなりません。慎重にしかも迅速に!

それでは、どのような視点で会社を選べば良いのでしようか? 大きな会社か小さな会社か?「寄らば 大樹の蔭」という言葉があります。大きな会社は安定していて、魅力的に映り、自分のしたいことができると、皆様は思われているかもしれません。

大きな会社は、概ね立派な会社であることは否定できませんが、しかし、必ずしも大きな会社=良い会社とは限りません。残念ながら、大きな会社であっても、人を人とも思わない、人間性を無視したことをやっている会社が時々散見されます。荷重労働を強いたり、経営者の意に沿わない場合、いじめに等しい扱いを受けているところもあります。
また、大きな会社では、大きな組織の中で、個人が埋没してしまい、自分の力を十分発揮できないおそれもあります。

そこで皆様は、大きな会社だけでなく、小さな会社(中小企業)についても、就職先として考えて見る価値があります。小さな企業の中には、社員の個性を尊重し、育ててくれる立派な企業が沢山あります。

会社を選ぶ決め手は、従業員を大切にして、利益優先でなく、「世のため人のため」を第一義に考えている会社です。そのような会社で働けば、皆様は悔いのない人生を歩むことができます。
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私が最近、仲間と共同で出版した本に、伸びる会社はここが違う!元気企業に学ぶ7ヶ条」(八木、他著)(出版文化社)があります。自画自賛ですが、この本では、日本的な、人を大切にする、人間主義に基づいた経営の必要性を説明し、事例企業として、多くの素晴らしい中小企業様を紹介しています。是非ご参考に一読下さい。

もう一冊、お奨め書があります。「日本で いちばん 大切にしたい会社」坂本光司著(あさ出版)です。この本を読んで私は感激しました。そして、上記の本を出版するに際して、ヒントを頂きました。

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これらの本を読んで、就職先を決める上でのヒントを得て頂ければ、幸いです。

by 八木経営システム研究

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2014年3月15日 (土)

スロヴァキア・東欧の素晴らしい小国

2月末に訪れた東欧の国のひとつであるスロヴァキア。1993年にはチェコから話し合いの末、平和裡に分離・独立した。国土は北海道の3/5程度の小国で、人口は約540万人、スロヴァキア語を話す。宗教はローマカトリック69%、プロテスタント(ルター派)7%など。

小さい国ではあるが、伝統ある歴史と文化を有する国であり、町は美しく品格の高さを感じさせる。共産主義独裁体制から解放された今、町も昔の様子に修復され、自由を楽しんでいる様子が窺える。

首都ブラティスラバは、16~19世紀に...はハンガリー王国の首都だった。国土の殆どが山岳地帯。古き良き牧歌的雰囲気が漂う国である。基本的には小麦、ジャガイモなどをつくる農業国である。

ハンガリー王国の時代。かの有名なマリーアントワネットの母、マリア・テレジアも、この国の王として戴冠式を行った一人である。彼女はブラティスラバ城を好んで居住し、18世紀頃、町は大きく発展した。

この城は、ドナウ川のほとりの高い丘の頂に聳え、四角い建物の四隅に塔がある独特の外観から “ひっくり返したテーブル” などと呼ばれている。
旧市街は、ユニークな像や看板など、町中の至る所にストリートアートが散りばめられており、スロヴァキア人の芸術を重視する姿勢が表われている。添付した写真のように、マンホールから顔を出して地上を眺めているおじさんの像などもその例だ。

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日本人の信仰心について思う

地元市民活動の仲間の間で、月一回発行されている冊子に投稿した内容です。

<日本人の信仰心について>
中近東のサウジアラビアというところに40歳前後の時、仕事で滞在していた時がある。サウジアラビアはオアシスがある所だけに都市が偏在し、それ以外どこにいっても、どこを眺めても荒涼たる砂漠が続き、ましてや木々の緑などは目に入ってこない。この地上に頼るべきものは一つもないということが実感として迫ってくる。このような所では、唯一の絶対的な価値はどこに求めればいいのかわからず、最終的には、天上のはるか彼方に求める以外にない。まさに一神教の成立する背景がここにあると実感した。我々日本人の祖先は、荒涼たる砂漠に住む民とは違って、何も絶対的な価値の源泉を天空の彼方に求める必要はなかった。地上そのものが仏の住む世界であり、神の住む世界であり、人間の住む...世界であり、そしてご先祖様が息づいている世界だったからである。箕面に住むこと約30年になるが、箕面には山あり、川あり、野ありで、海さえも山に登れば遙か遠くに大阪湾が望まれる恵まれた場所だ。箕面に住んで、上で述べたような思いを新たにした。

ある外国人の評論家が次のようなことを云っていた。 “日本に独特な景観の最たるものは、海辺と山地の極端な近接が織りなす沿岸地帯に見られる。北九州を初めて訪れた古代中国人は、この景観を「山島」と表現した(魏志倭人伝)。一目で見渡せる狭小な空間に、あらゆる地形が一挙に圧縮されたかのようにして混在する。まさしく箱庭と呼ぶにふさわしい美しさがそこにある”  私も外国に居住し、外国を旅した経験などから、日本の自然風景自体に、大陸的な広大な自然風景などに較べれば、こじんまりした可愛らしさを、人生の後半にして初めて感じるようになった。
また、日本は全般的には温暖な気候に恵まれた国であるが、一方時々地震や台風、豪雪などに見舞われる。即ち穏やかさだけでなく、厳しさも抱え持つ。ただこの厳しさは持続するものでなく、季節的・突発的なものである。このような風土は日本人の重要な気質である、“いさぎよさ”と仏教の無常観と結びついた“もののあわれ”という美意識を生み出した。更に「わび・さび」という美意識も生み出した。

このような自然風土の中で、自然信仰というものが生まれ、日本文化を形成する上で大きな影響を及ぼしたと云える。それは自然の豊かさ、温和さについては、自然に任せればいいという考えである。それ故、西洋とは異なり、自然を何とか制御しようという気持ちがなかった。神道には教義がないと云われるが、日本人は、元来、このような自然の中に生きているので、ルールなど必要なかった。唯一の道徳的規範は、聖徳太子の時代の『十七条憲法』と云えるが、そのようなものでさえ7世紀を迎えるまで存在しなかった。自然信仰というものが、ただ言葉として受け取るのでなく、実践の中に示されている教えが日本にはあった。

日本人は無宗教だとよく云われるが、お正月になると、大多数の国民が初詣をする。普段はまったく関心がないのに、その時だけは神社や寺に行くというのは、日本人の遺伝子であり、潜在的に体の中に染み込んでいる。信仰心が篤い国民だといえる。西行が晩年、伊勢で詠んだ次の歌が思い出される。神道の真髄をうまく歌った歌である:“何事の おはしますかは 知らねども かたじけなさに 涙こぼるる” 神道では、あらゆる自然に神が宿る。伊勢という領域は、まさに「何事のおはしますかは知らねども」という気持ちにさせたわけである。言葉で表現することができない、あるいは、言葉で表現する必要のない信仰があって、それが、「かたじけなさに涙こぼるる」という風に感動させたのである。

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2014年3月 9日 (日)

日本の電器製品に望まれること

先日、男性にとっての必需品である“髭剃り器”が、そり具合が悪くなり老朽化して来たので買い替えようとある店に入った。従来使用して来たのは、ブラウン社(BRAUN社)の髭剃り器である。店に入るとパナソニック社の髭剃り器がまず目についた。その品揃えの多いことに驚かされる。髭剃りの程度、髭剃りの箇所に対応して無数?といっては大袈裟だが、かなりの品揃え。これではどれを選んだらよいのか躊躇する程である。

一方、従来使って来たブラウン社のものは、極めてシンプルで、品揃えも少なかった。結局ブラウン社のものを買い求めた。シンプルで使い勝手も良さそうだからである。実際使ってみても非常に良かった。出来れば日本製品を使いたかったのに、残念だ。

日本の文化の基調をなすのは、“わびさび“であり、ものについても多くのものは、シンプルなものを志向して来た。しかし、携帯電話やスマートホンもそうだが、余りにも複雑な機能に懲りすぎて、使用者の気持ちを反映しないで製品が、最近増えて来ている様だ。技術については世界最先端を走りながら、使用者の気持ちを取り入れない製品作りを続け、世界の使用者の気持ちを掴み切れず、ユーザーを獲得損ねていることは、非常に残念なことだ。

但し、これは日本製品全部について言っているわけではなく、我が国伝統の「シンプル」さ、を追及している製品も多いことも受け加えておきたい。

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2014年3月 4日 (火)

東欧の美しい国・チェコ

先週、東欧を旅した。日本では、東欧については西欧に比べてあまり知られていない。最初に訪れたチェコは美しい国だった。西欧諸国と遜色がないほどに、いやそれ以上に美しく感じられた。その首都プラハは、スメタナの交響詩「和が祖国」で有名なヴルタヴァ(モルダヴ)川が、町の中央をゆったりと流れる。建築博物館の街と称賛され、ロマネスクからゴシック、ルネッサンス、バロック、アールヌーヴォーと各時代の建物がよく保存され、迷路のように入り組んだ石畳の道が所々に見られる。周辺国の侵略を幾度となく受け...ながらも、奇跡的に殆ど破壊されなかったからだという。
首都プラハの歴史は、神聖ローマ帝国およびボヘミア王国の首都として栄えた14世紀に遡る。プラハ城やカレル橋(写真参照)などは、この時代に造られた。
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チェコと云えば、私にとって1968年の民主化運動「プラハの春」が思い出される。今から46年程前、当時のチェコ改革派のドブチェク氏が主導したチェコの自由化運動がソ連の戦車によって蹂躙され、鎮圧された。その時、自由を求める市民にソ連軍が容赦なく発砲している映像を今でも鮮明に覚えている。その事件が起きたのが写真にあるバーツラフ広場である。大きな広い広場だ。

このバーツラフ広場には、自由の象徴としてキリスト教をチェコで初めて公認したバーツラフ王の乗馬姿の像が設置されており、私が訪れたのは夕方であったが、最近のウクライナの内戦で犠牲になった人たちを悼んで沢山のローソクが灯されていたのが痛々しく感じられた。記された文字は、We are with you. UKRAINA と読めた。 
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