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2014年3月24日 (月)

心ないバッシングに思う

週刊誌などのメディアにおける、ベビーシッター仲介サイトを通じて2歳児をなくされた母親へのバッシングは、酷いものであった。

このような悲しい結末に終わったことについては、母親にも責任があることには間違いないが、それを全て母親の責任だとして一方的にバッシングをすることは人の道に反することである。 彼女には、やむを得ず、そのようなリスクの大きな危険なサイトに頼らざるを得ない事情があったのだ。こういうことは、社会全体が責任を負うべき問題であり、社会福祉行政の貧困にこそ問題があることをもっと問題視しなければならない。

週刊誌が、政治家や企業人の不義や非民主主義的な動きを捉えて、真実を正すような報道を行っていることは歓迎すべきことであるが、このような弱者を捉えてバッシングするようなことは断じて許されないことであり、人道に反することであろう。
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同じようなことは、理研の小保方晴子さんについても云えることである。当初の称賛ムードから一変してバッシングに走っている。ノーベル化学賞受賞者でもある理研の理事長は、彼女を未熟な研究者として断罪した。彼女の事情も聴かないで、このような断罪を下すことは、指導者としての適格性に欠けると云わざるを得ない。由々しきことである。

STAP細胞の論文の真実性について、私は知る由もないが、仮に論文に不適正なところがあったとしても、私は彼女が意識的に偽証を行ったとはどうしても考えられない。若い研究者を委縮させるようなことは指導者たるもの、今後ともやってはいけないことである。

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