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2014年4月17日 (木)

日本の観光産業が目指すべきもの

日本にとって観光産業は、大切な将来の期待できる産業である。しかしながら現時点での海外旅行者受入数を見ると、海外旅行者受入人口/その国の人口比で最も高率なのはフランスで1.22。実に人口を上回る旅行者を受け入れている。日本は僅か0.07。

フランスを見倣って世界から旅行者を集めたいものだ。西欧のみならずアジア諸国からも。特にアジア諸国は近いこともあり、重視すべきと思うのだが。

しかしながら先日、観光地開発で有名な星野リゾートが、日本への観光客招致に先だって、インドネシアに西欧の富裕層を対象とした日本式のリゾート地を開発し、日本ファンを増やし、その上で日本への西欧富裕層の誘致を働きかけるという戦略を考えていることを知り、それはおかしいのではないかと感じた。

アジア諸国の人々を除外した、しかも富裕層だけを対象としたような同社の戦略は、あまりにも行き過ぎた西欧崇拝ではないのか。時代に逆行するものだ。西欧のみならず、アジア、中近東、南米など、富裕層も庶民層も含めた戦略を考えるのが本当ではないのかと感じた。

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