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2014年5月30日 (金)

立憲主義を守ろう!

今、中国による尖閣諸島や南沙諸島などへの限りない侵略行為に対応して、中国は脅威であるという感情が我々国民の間に増えつつあるが、これに便乗して、自民党安部政権による集団的自衛権の行使を姑息的に憲法解釈の変更のみで行おうとする動きが急である。

外国の侵略に対して我が国を守らなければならないという意識は、国民誰しももっていると思うが、単純に、力に対しては力で対応しようするのは危険な賭けである。ましてやその時の内閣や首相による権限のみで、憲法解釈...の変更によって行うことは極めて危険である。
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この安部内閣の動きを見ていて思い出したことがある。今年の2月末、中欧を旅した時、オーストリアの首都・ウィーンを訪れた。バスでの市内観光の時、添乗員さんが、「この建物が、ヒトラーが受験し不合格となり、画家になることを断念した美術大学です」という説明があった。

車窓からの見学だけだったので、後で自由行動の時に見に行って撮ったのが添付の写真である。ドイツが誇る詩人・シラー像の前に、その大学はあった。当時ウィーン美術アカデミーと呼ばれていたが、ヒトラーは1907年ここを受験し失敗、画家になろうとする芸術的な野心を失くし、政治の世界に入って行った。
もしも画家になっていたならば、ナチスの悪夢が存在していなかっただろうと云われている。
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ヒトラーも最初は民主的なワイマール憲法の下で、選挙を経て政権を掌握した。しかし一旦政権を掌握するや否や、独裁的となり、議会を無視して憲法解釈の変更を連発し、ドイツ及び世界を不幸な状態に陥れた。またこの時の政治・経済状態は混乱を極めていた状態であり、ドイツ国民がヒトラーの政策に無批判に盲従したことも人類史に残る大きな誤りであった。

今の平和な時代、こんなことは我が国では起こりえないと思う方々が多いかも知れない。しかし、もしも世の中が食糧難などで社会的に混乱状態になったような場合、ヒトラーのような狂信的な政治家が現れ、彼に操られて国民が不幸な目に遭うことになるかも知れないことを頭の中に入れておく必要がある。

(写真はヒトラーが受験に失敗した美術大学。シラー像の背後の建物)


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