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2014年7月10日 (木)

スズメのお話

最近、チュンチュンと鳴くスズメの声を聴くことが少なくなって来たと思っていたが、事実そうであるらしい。知人から聞いた話を基に述べたい。

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最近、スズメの巣作り難と餌不足からスズメの数が減少傾向にあり、これを反映してこの20年間で農家の被害(意識調査)は1/10に減少し、駆除・捕獲数も1/10以下に激減したという。 スズメには害虫等を食べてくれる益鳥の面と、作物を荒らす害鳥の面があり、昔か ら愛鳥家と被害者のせめぎ合いがあった。

清少納言が「心ときめきするもの 雀の子飼い」(枕草子)といって愛でたり、一茶の句にも詠まれたりして、愛らしい存在であったが、他方で籾を好むため米作農家にとっては大敵であった(鳥類による作物被害の1/2がスズメによるものらしい)。
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スズメの巣作り難というのは、巣というのは宿ではなく産卵のためだが、家屋などの屋根が、瓦以外のものに変わったり、瓦でも隙間のない瓦に変わったりして、住宅の密閉度があがり巣をつくるスペースが少なくなって来ていることによる。それで最近では電柱の腕金などを産卵の場所に選んだりすることが多くなって来ているらしい。 また、スズメの餌不足というのは、最近は都市近郊では水田上方に網や糸を張って防護したり、稲の取り入れもコンバイン化してスズメが籾にありつける機会そのものがなくなって来ていることなどによる。

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我々人間はきまぐれな生き物だといえる。あれほど害鳥視して来たスズメを最近、危険視する意識が少なくなってきたので、人間に近づくスズメが増えて来ているという。スズメがいなくなるというのも淋しいことである。人間とスズメとの共生とは興味深い課題であるが、何とかスズメと人間が仲良く共存して生きて行くことが望ましいと思う。

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ところで余談であるが、スズメの産卵は4月~8月で、20個程度産むが、最後に産んだ卵を「止め卵」として薄色のものを産む。「止め卵」のあと抱卵を始めるが、それまで先に産んだ卵は休眠状態で孵化時期がバラつかないようになっているという。自然の摂理の不思議さを感じる。そして、その生存率は、孵化時60%、巣立時50%、翌年まで生存10%ということで、孵化も大変だが、巣立ち後の越冬は子スズメにとって大変な試練であるらしい。
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