« 長崎平和宣言のホームページ | トップページ | 写経を試みる »

2014年8月18日 (月)

終戦記念日・我が国に求められるもの

昨日8月15日は終戦の日であった。
安部首相は、昨年の戦没者追悼式と同じく、歴代の首相が繰り返してきた式辞内容の一部を変え、アジア諸国に対する加害責任への言及や不戦の誓いという言葉を意識的に避けた。日本が行った侵略行為があたかもなかったように振舞いたかったのであろうか。残念に思う。

戦争行為に対する謝罪は、幾らしてもし過ぎることはない。何回も繰り返す内に次第にお互いのわだかまりが解けていくものだと思う。過去の過ちは過ちとして正直に反省しなければ、未来への出発はない。韓国や中国に言われるまでもなく、自主的にやらなければならないと思う。ましてや独裁国家中国に日本攻撃の口実を与えているのは残念だ。
============================
第二次世界大戦後、ナチによる犯罪行為の反省を求められたドイツは、国民一人一人がファシズムを排除する学習を永遠に続ける他ないと、反省した。大統領以下、謝罪を率先して繰り返し、国民にもナチスに憧れる素朴な心情をも法律で禁止した。ドイツはファシズムの歯止めである憲法及び“戦う民主主義”を制度化した。

メルケル首相は「われわれはナチスの各種犯罪、第2次大戦犠牲者、そして何よりホロコーストに対し永遠の責任がある」と明らかにし、限りなく謝罪を続けている。イスラエルを訪問しユダヤ人犠牲者に参拝したし、ポーランドで開かれた第2次大戦勃発70周年記念式では、ブラント元首相に次いでドイツ首脳としては2番目にひざまずいて欧州人に謝罪した。

|

« 長崎平和宣言のホームページ | トップページ | 写経を試みる »

1.経営」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 終戦記念日・我が国に求められるもの:

« 長崎平和宣言のホームページ | トップページ | 写経を試みる »