黒田官兵衛の総集編を観て
今日、大河ドラマ『黒田官兵衛』総集編を観ました。4時間にわたる番組で、うまく時の流れに沿ってアレンジされていて、わかりやすく大変楽しめました。大河ドラマについては例年、全てを、毎週観るのですが、今年は官兵衛のことについて司馬遼太郎の『太平記』などでよく知っていましたので、他の番組を観たいこともあって、見ないで済ませました。しかし最後になってせめて総集編だけは観ておこうと思ったわけです。
さて、総集編を観ての感想ですが、晩年の豊臣秀吉の狂気じみた行動、たとえば朝鮮への侵攻や明国征服の野望を抑えようとする軍師・官兵衛の必死の説得、忠告、暴君・織田信長を諌めようとする明智光秀の人間愛的な側面が上手く描かれていると感じました。
この番組を観ながら、今の世でも、どこかの首相のように、選挙で全てが信任されたと勝手に判断し、秀吉のような振る舞いで、皆の意見を聞かず、立憲政治を無視した政治を行ないかねない政治家がいることに、改めて大きな不安を感じました。首相の傍に、官兵衛のように、首相に自由にものが言える、忠告する勇気ある参謀がいない今、一層このような思いを強くしました。
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