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2014年12月 9日 (火)

中国の留学生のこと

11月のある日曜日、中国からの女子留学生(阪大生)4人とその世話をしている女性4人の一行を観光案内し、箕面の滝道を歩いて来ました。好い天気に恵まれ、秋の紅葉を楽しみました。箕面滝道のモミジの紅葉は、20日から月末にかけてピークを迎えます。

さて、留学生4人は、上海およびその周辺に住んでおり、今年9月に日本語研修のために日本に来たばかりで、日本語の学習とともに、日本の歴史、文化、文学、民俗などを学ぶのだと言っていました。彼女らは来日前の2年間程、日本語を勉強しているので、彼女らとの意思の疎通は殆ど問題ありませんでした。

彼女らは皆、日本が好きで、日本のことを知りたいという意欲に溢れていました。我々が説明する歴史を含む箕面の様々のことに興味を示し、一語一語、分らないことがあれば、直ぐに質問を投げかけてくる程でした。...

最近の日中間の相互の国民の印象は、芳しくありません。しかし、少なくとも彼女らの言動からは反日的な発言は微塵も感じられませんでした。

最近みた池上彰氏の番組で、中国における反日の雰囲気は、天安門事件後、中国共産党がその支配の正当性を主張するために、日本軍国主義と戦った共産党の功績を過度に宣伝することから昂じて来ていると、説明されていましたが確かにそうかも知れません。

しかし、彼女らと話していると、中国国民の中にも、中国政府の宣伝をそのまま受け入れるのではなく、冷静に判断している人たちも多くいるのだなあと感じました。

彼女らの一人に、中国の小説家・魯迅(ろじん)が書いた「藤野先生」を知っているかと聞いたところ、「日本に来て、仙台で医学を学んでいたが、当時の中国の民衆の不甲斐なさに発奮し、医学をやめ政治の方向に転じ孫文らの革命に投じた人で、魯迅にとって、藤野先生は、日本でお世話になった恩人だということを認識し、自分も十分承知している」ということでした。私は、まだこの中国と日本を結ぶ美談が存続していることに安堵を感じました。(注:この『藤野先生』は、今はどうか知りませんが、以前は、中国で教科書に使われていました)

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