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2014年12月 9日 (火)

高倉建さんのこと

亡くなられた高倉建さん。スターという地位にありながら、驕らず、謙虚で、人を思い遣る人だった。また女性が惚れるばかりでなく、男が惚れる俳優でもあった。

メディアによく登場する人は、映画スターであれ、スポーツ選手であれ、あるいは政治家であれ、社会に対する影響力が大きい。それ故に一般国民、とりわけ若い人は彼らを見て感化されやすいので、自らの行動や言動に対して責任を持たなければならない。そういった意味で高倉建さんは模範的な人だった。政治家などを見ていると、そのような人物が少ないので一層、高倉さんには魅力を感じる。

高倉さんは網走番外地などの任侠映画から身を起こし、独立後は幸福の黄色いハンカチ、鉄道員などの社会派的映画、心あたたまる映画で主演を演じ続けた。...

私が特に感動したのは、江利チエミさんとのことである。高倉さんと江利チエミさんが結婚したのは、高倉さんがまだ無名に近い時であったという。幸せに暮らしていた二人に思いがけぬ不幸が訪れる。江利チエミさんの義姉という人物が突然人現れたことをきっかけに、江利さんは大きな借金を背負う。このことで高倉さんに迷惑をかけるのを畏れた彼女は、離婚を決意、別れることになった。その後チエミさんは借金を完済した。

そして高倉さんと再婚しようと思っていた矢先、若くして病で亡くなる。高倉さんは離婚後、独身を貫いた。チエミさんが亡くなってからは、時々、人知れず彼女の墓を訪れ、命日には必ずチエミさんの家族に線香を届けていたそうだ。
高倉さんのやさしさが伝わってくるようだ。

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