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2015年1月

2015年1月28日 (水)

BS番組『久米書店』

BS番組『久米書店』は、毎日曜日6時に放映される番組だが、私はこれをビデオ録画し、最近は欠かさず観ている。

この番組には「ヨクわかる!話題の一冊」と副題が付いており、久米宏さんという希代のインタビュアーと才色兼備?の壇蜜さんという異色のコンビが、今話題となっている著者を招いて、その本を書くに至った動機とか、著者が訴えたい内容とかを、面白おかしく、対談形式で紹介している。久米さんの話上手は言うまでもないが、壇蜜さんの知性溢れるトークには感心させられる。

だから、番組を観るだけでその本の内容がわかり、大変ためになる。更に詳しく知りたければその本を買い求めればいいわけであるが、この番組を観ただけで読んだつもりになってしまう。
次回の放映では、写真で添付の『フランス人は10着しか服を持たない(パリで学んだ暮らしの質を高める秘訣)』という本が紹介されるのだという。タイトルからして非常に衝撃的だ。物が溢れ、衣料にしても人々が沢山の衣服を保有し、保有場所を確保するのに苦心している今日、敢えてその風潮に警告を発しているようにも思われる。
この本は既に38万部を突破していて、読者は、女性が8割、男性が2割だというが、男性にとっても興味あることが書かれているかも知れない。楽しみだ。
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作家・陳舜臣さんのこと

作家・陳舜臣さんがお亡くなりになった。享年90歳。中国に関する歴史や文化についての歴史小説を沢山書かれた。陳さんは、故・司馬遼太郎さんとは大阪外国語大学の同窓で親友であった。私は、お二人の作品を読ませて頂き、沢山の心の糧を得た。
陳舜臣さんが、天安門事件の際に述べた次の言葉が思い出される。
「中国の権力集団は、銃口によって政権を守ろうとしている。政権を守るのは、じつは人心であることを知らない。何という無知であろうか」

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作家・石牟礼道子のこと

作家・石牟礼道子(いしむれみちこ)さんのことは、今まで、お名前だけは存じ上げていたが、あまりよく認識していなかった。先日NHK番組「日本人は何をめざしてきたのか―知の巨人たち」を観て、偉大な人であることを改めて知った。『苦海浄土(わが水俣病』の著者である。

我が国が戦後の復興を遂げつつあった高度経済成長の時代、経済白書で、「もはや戦後ではない」と言われる程、国民が生活の豊かさを実感し始めていた頃、一方では公害問題が大きな負の側面として大きく浮上していた。
九州の水俣では、チッソ(株)・水俣工場が海に垂れ流す無機水銀を含む廃液が原因となる水俣病が発生。多くの人が水俣病の犠牲となった。最初はチッソが自社の責任を認めなかったが、最終的には昭和42年頃、国も公害病であると認定した事件である。

.水俣病が公害病であると認定されるのに、石牟礼さんが書いた小説『苦海浄土(わが水俣病)』が果たした役割は、まさに人類史における偉業であると言われている。

水俣という町で生活し、そこで結婚され、代用教員などをしながら、患者の方の家々を回り、苦しみや悩みを聞き、小説にまとめられた。またチッソを相手にした抗議活動や損害賠償交渉などにも参加された。その生涯を賭けての立派な献身的な活動には、言い尽くせない感動を覚えます。石牟礼さんは今87歳。なお御健在であり、晩年患ったパーキンソン病と闘いながら、お元気に執筆活動を続けておられる。

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考古学 現地説明会のこと

飛鳥に未知の古墳が発見されたという。舒明天皇陵であるとか蝦夷の大陵であるとかで、考古学者の間で意見が分かれている。現地説明会は18日(日)にあるという。
熱心な考古学ファンではないが、多少こういったものに興味がある私としては、久し振りに現地説明会に行こうかと思ったが、あとでテレビの映像で見ることもできるだろうということで、今回は出掛けるのを我慢することにした。多分、現場に行きつくのに相当な時間を要するだろうと思って・・・。

思えば、今から18年前の1997年(平成9年)、奈良県にある、卑弥呼に何らかの関係があるとも言われている黒塚古墳で三角縁神獣鏡33面などが発見された時、確か寒い時期だったと思うが、朝早く起きて、奈良の桜井線(現・万葉まほろば線)の柳本駅で降りると、大勢の考古学ファンの人波。...

みんな、古墳までの道のりを、礼儀正しく行列を成して、歩いていた。”ずる” をして途中で行列に入り込む人がいないことには感心した。私もこの集団に混じって歩いたが、4時間から5時間程度?かかってようやく現場に着き、三角縁神獣鏡にお目にかかった時は、大変感動したことを思い出した。

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2015年1月16日 (金)

飛鳥に未知の古墳が発見されたという

飛鳥に未知の古墳が発見されたという。舒明天皇陵であるとか蝦夷の大陵であるとかで、考古学者の間で意見が分かれている。現地説明会は18日(日)にあるという。
熱心な考古学ファンではないが、多少こういったものに興味がある私としては、久し振りに現地説明会に行こうかと思ったが、あとでテレビの映像で見ることもできるだろうということで、今回は出掛けるのを我慢することにした。多分、現場に行きつくのに相当な時間を要するだろうと思って・・・。

思えば、今から18年前の1997年(平成9年)、奈良県にある、卑弥呼に何らかの関係があるとも言われている黒塚古墳で三角縁神獣鏡33面などが発見された時、確か寒い時期だったと思うが、朝早く起きて、奈良の桜井線(現・万葉まほろば線)の柳本駅で降りると、大勢の考古学ファンの人波。

みんな、古墳までの道のりを、礼儀正しく行列を成して、歩いていた。”ずる” をして途中で行列に入り込む人がいないことには感心した。私もこの集団に混じって歩いたが、4時間から5時間程度?かかってようやく現場に着き、三角縁神獣鏡にお目にかかった時は、大変感動したことを思い出した。

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2015年1月14日 (水)

世界は人間なしに始まったし、人間なしに終わるだろう

フランスの社会人類学者・レヴィ=ストロースが、1955年に発表した『悲しき熱帯』という本の終章に『世界は人間なしに始まったし、人間なしに終わるだろう』という有名な一節がある。この一節に、同じ社会人類学者である川田順造さんが、大変感銘を覚えたと語っておられる。

私も先日、この一節を知って、成るほど、上手く言い当てているなあと感じた。よく考えて見れば、これはあり得ないことを指摘しているのでなく、ごく当たり前のことを言っているのだと思った。今、世界で起きている自然破壊、人間同士の争いがこのまま続くと人類は、いずれはこの地球から消えてなくなるだろう。
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地球46億年の歴史の中で、今の人類であるホモ・サピエンスが誕生したのは僅か20万年前のことに過ぎない。その間に人類は、強い者勝ちで縄張りをし、追い出したり、追い出されたりしながら、お互いに殺戮を重ね、また生態系を破壊しながら、他の動植物の種も絶やしてきた。現在の地球の危機的状況は、人類の行為のゆがみによってもたらされたのである。...
ソ連邦が崩壊し、米ソの対立がなくなり、冷戦が終わった時、これで世界は一挙に平和に向かうかも知れないという期待が膨らんだ。しかし、新たな争い、民族の違い、宗教の違いによる争いが再発し、今も争いが絶えることがない。
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先日も、フランスの週刊新聞「シャルリー・エジプト」が掲載した宗教風刺に対するイスラム過激派によるテロ事件が発生し、これに呼応して、世界の首脳も参加した、表現の自由を求める、テロ反対の大行進がパリで繰り広げられた。
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この大行進を見ていて思った。これでテロはなくなるのであろうか。
表現の自由が必要なことは云うまでもないが、イスラム教の開祖を侮辱するようなことは、明らかに表現の自由の行き過ぎであると感じた。宗教はお互いの存在を尊敬し合い、相互に理解し合わねばならない。テロに反対し、表現の自由を求める行進は結構だが、宗教風刺画の是非を問う、宗教を侮辱するようなことを自粛、自制する動きがもってあってしかるべきであると感じた。

さもなければ、ますます人類は愚かな争いを続け、人類は滅亡の一途を辿るかも知れないと思った。

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箱根駅伝のこと

地道な努力を、良きリーダーの下で続けていれば、いつかは報われることがあるのだ、ということを、今年の箱根駅伝における青山学院大学の完全優勝で感じた。断トツの優勝候補の駒沢大が思いもよらぬ不運に見舞われたとは云え、それを打ち消すように、2位に大差をつけての優勝は見事であった。

青山学院は、長らく低迷を続け、予選でも敗退し続けていた。しかし、10年程前、原監督を迎えてチームの再建に取り組む。そして、7年前?にようやく予選を突破し、出場権を得、そして7回目で初めて念願の優勝と云う快挙を成し遂げた。
原監督は10年間、企業で営業を経験したと云う。その時会得した経営のマネジメントを青山学院陸上部の再建に応用したと。...

たとえば、目標管理を導入し、3年、5年、10年というように長期的な目標を据え、選手個人にもその目標を課した。最初は監督自らが介入したが、あとは選手たちが自主的に目標を決め実践したという。大学側もそれに応えて、陸上競技場の周りに、クロスカントリー走行トラックなどを作り、駅伝に必要とされる走行能力の向上に寄与した。

意識に芽生えた選手の下で、良きリーダーがいれば、良い結果をもたらす。これは企業経営の分野でも、政治の分野でも同じであろう。話はいささか飛躍するようだが、未だに、完了を見ない東日本大震災の復興、仮設住宅での生活を余儀なくされている人たちのことを考えると、リーダーに恵まれない政治の貧困さを改めて感じた。

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2015年1月 3日 (土)

明けましておめでとうございます。

明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い致します。
当地、大阪・箕面でも元旦の夕方から雪が降り始めました。今朝、夜が明けると雪景色が一面に広がっていました。久しぶりの雪景色です。写真の最初の一枚は我が家の2階から見た風景です。遠くに見えるのは箕面の山々です。
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昔、正月に降る雪は、その年が、豊年になる前兆だと言われていました。...
このことに関して、万葉集を取りまとめた人であり、その歌人でもある大伴家持が詠んだ歌があります。

「新しき 年の初めの 初春の  今日降る雪の いやしけ吉事(よごと)」

これは万葉集の最後を飾る歌で、大伴家持が、天平宝字3年(795)の正月元旦、赴任先の因幡の国(鳥取県)で迎えた賀宴における歌です。
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今の時代もこの歌の心が生きていると考えたいものです。そして今年も、平穏な一年、希望に満ちた一年であって欲しいと思います。

今日は箱根駅伝を観ながら一日を過ごします。

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