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2015年2月

2015年2月25日 (水)

釜山・箕面にある韓国料理店へ

先日、2月22日、我が家でお世話しているタイ国からの留学生・ブーム君(愛称)と家内の三人で、地元箕面にある韓国料理店「釜山」で韓国料理を楽しみました。彼が韓国料理を食べたことがなく、是非ともということで、釜山を選びました。

「釜山」は3年半程前に、箕面に開店したお店で、我が家のお気に入りの店です。店主は、朴徳恵さん。朴さんは、歌手のキム・ヨンジャさんの様な雰囲気を漂わせた、親しみを感じる方です。彼女は大阪の十三で10年間、韓国料理店を構えていましたが、3年程前に箕面に移って来られた。十三におられた当時、水野真紀さんが「魔法のレストラン」という番組をやっておられた時、「今いくよ・くるよ」さんと共に来店された時の写真が店内に飾られていました。

メニューは豊富です。ビビンバ、チヂミ、プルコギ、サムゲタン、カルビン、スンドウチゲ、カムジャタン、春雨炒め、等があり、日本人向けの味付けにも気を配ってもらえます。今回は、ビビンバとチジミなどを頂きました。ブーム君も、大変美味しいと、満足してくれた模様です。

この後、大阪大学会館で行われた、ワンコイン市民コンサートへ。永ノ尾文江さんと鈴木華重子さんの御両人によるベートヴェン・ヴァイオリンソナタの演奏を楽しみました。最後の第9番イ長調「クロイツエル」の演奏では、力強い演奏に加えて、繊細で絶妙な鍵盤さばき、弦さばきに魅せられました。

*韓国料理「釜山」の情報です。
562-0001 箕面市箕面6-1-34  Tel072-721-8575

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2015年2月18日 (水)

短歌(心斎橋にて)

今年の始め、同窓会を兼ねた新年会があり大阪難波方面に出向きました。その時、心斎橋から法善寺横丁、そして道頓堀と歩いた時、聞き馴れぬ外国人の言葉が耳に入ってきました。気づくと外国人旅行者があちらこちらに闊歩。思わず、次のような短歌をしたためてしまいました。

「聴き慣れぬ 言葉の方を 振り向けば 
                      外国人の 観光客」(心斎橋にて)

かつては、老舗のお店が軒を連ね、落ち着いて品格のある雰囲気を醸し出していた心斎橋ですが、今や、ドラッグストアとか百円ショップのような若い外国人向けの店が増え、日本的な街の雰囲気が失われつつあります。何とかこれ以上、日本的な良さが損なわれないようになって欲しいと思います。
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ところで短歌のことですが、5年程前、短歌でも始めてみようと思い、歌人・俵万智さんの短歌の手ほどき本を買い求めると、冒頭に次のようなことが書かれていました。

「もし、自分が短歌を作っていなかったら、慌ただしい毎日の中で、「あっ」と思うことがあったとしても、思いっぱなしで過ぎてしまうだろう。短歌を作っているからこそ、その「あっ」を見つめる時間が生まれる。たとえ隙間のような時間であっても、毎日の小さなつみかさねこそが、大切だ。「あっ」を見つめて、立ち止まって、味わいつくすことが、心そのものを揉みほぐしてゆく」・・・・・

という言葉に惹かれて、短歌を始めたのですが、その後多忙さにかまけて、中断していました。また昨年の末より、我流ながら再開した次第です。

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2015年2月11日 (水)

トマ・ピケティ「21世紀の資本」

今、トマ・ピケティさんという若いフランスの経済学者が書いた「21世紀の資本」という本が大変話題になっている。私自身、この本を読んだことがないし、今後も読むにはあまりにも大部の著作なので、読む時間もないので多分読まないと思うが、ピケティさんが、この本を書いてくれたことが、日本を含め世界の人々が、経済格差という問題に、真面目に向き合って取り組む良い機会を与えてくれることになればいいなと願うものである。

ピケティさんがこの本で言っているのは、将来、富裕層と貧者層との経済格差が益々拡がるので、もっと資産課税を強化しなければならない、そのためには、富裕層には一層の累進課税を課す必要があるということであろう。日本について言えば、少子高齢化が進む中で、この傾向が顕著になると指摘している。

このことは、ピケティさんが言わなくても、良識ある人であれば理解している当たり前のことだが、これを長年の調査と現状分析により理論的に裏付けたということが大変な功績である。

考えて見れば、普通の精神の持ち主であれば、周囲に経済的に困っている人がいれば、自分だけが飛び抜けて金持ちになることには良心の痛みを感じるはずである。

しかしながら実際は必ずしもそうではない。tたとえば、アメリカの共和党支持者に多く見られる経済至上主義信奉者は自分だけが富を蓄えれば、他の人がどうなってもかまわないと考えているし、共産主義国家・中国でも鄧小平による開放政策後、お金が全てという社会になりつつあり、富者と貧者の格差が大きく拡がりつつある。我が国は比較的貧富の格差が小さいが、近年は格差が拡大している。

ピケティさんの著作は、このような新自由主義とか経済至上主義という傾向に対する警告とも言える。

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後藤健二さんのこと

後藤健二さんがお亡くなりになったという知らせを聞いて、悲しみと憤りを感じた。後藤さんは、戦地の避難キャンプなどを廻って、戦争の犠牲となり打ちひしがれた人々、特に子供達や女性の方々に温かい視線を送り、このような悲惨な状態が二度と起こらないように、その事実を世界に知らしめたいという使命感をもち、危険を冒して、戦地に赴いた情熱の人であったと思う。

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「イスラム国」というのは、異常な国である。非人道的で残虐な殺戮を行っていることはイスラムの教義に大いに反する。 この「イスラム国」が自然に消滅することを願うものであるが、そもそもこのような国が現れてきたのは、最近では、アメリカによる大義なきイラク攻撃、その空爆で家族や親戚縁者が犠牲となった人々がアメリカや西欧諸国に憎しみを抱くようになったことがその一因であると言われている。 また最も大きな遠因は、過去に遡る第一次世界対戦末期、植民地支配を続けてきたイギリス、フランスが、中東の地を、サイコス・ピコ協定による人口的な国境線を引いて、無理やり民族・宗教が同一の人々を引き裂いたことにも遠因がある。いまでこそ民主主義国家の代表的なイギリス、フランスだが、その責任は重い。

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さて、日本の対応だが、人道的な支援ということで、イスラム周辺諸国に援助を行うことは結構なことだが、イスラム諸国に十分配慮した言動が必要であろう。 それも西欧一辺倒でなく、神仏を信仰する者が多数を占める国として、キリスト教でもないイスラム教でもない、イスラム諸国と西欧諸国とのいずれとも等距離を保った、仲介的な役目を果たすことが必要ではないかと思う。 今回の安部首相の中東訪問での言動は、後藤さんが拘束されているという事実を知った上でのものであり、もっと慎重な言動を心がけるべきであったと思う。特にイスラエルの首相と並んでの共同声明は、イスラム諸国の感情を逆なでするものではなかったか。

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