大阪都構想に関する住民投票
大阪都構想は否決された。橋下氏は政界から引退という。
橋下氏が登場した時は、若干独裁的な雰囲気を持つも、社会を大きく変えてくれるという期待感もあった。
しかしその後、安部首相と通じ、慰安婦問題、日本軍による侵略など過去の歴史を顧みない国家主義的思考に傾斜した。また原発に対する態度にも、反原発という姿勢に揺らぎがあった。こういうことがなかったら、また他者の意見にも耳を傾け、喧嘩を売らず、冷静に振舞っていれば、もっと多くの支持を得て、大阪都構想は実現しただろうと私は思う。
今回の住民投票は、単に、都構想に賛成か反対の投票ではなかった。国政レベルの問題をも左右する複雑な要因が絡み合っていた。二重行政など大阪の改革は必要である。次は正常な政治感覚をもった人が出現して取り組んでもらうことに期待したい。
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