初夏の箕面山ハイキング
先日、箕面の山へハイキングに行ってきました。
メンバーは家内と中国からの女子留学生・Tさんの三人。Tさんは活発な人で、野外活動が大好き。是非ともハイキングに行きたいと言っていたので、彼女のリクエストに応えてのハイキングでした。
箕面駅を10時に出発、西江寺、風の杜、才が原林道を経て、箕面ビジターセンターに到着、そこで昼食をとり、その後は、百年橋、箕面大滝、瀧安寺、を経て橋本旅館で小休憩。休憩後、箕瀧案で柚子商品を買い、箕面駅に3時頃到着しました。
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初夏の一日、幸いに左程暑くなく、山道では微風にも恵まれて快適でした。留学生の彼女は、日本は自然に恵まれて羨ましい、山道は一面が緑に覆われて大変癒されると言っていました。またトカゲを見つけ、初めて見たといって感動していたのが印象的でした。箕面ビジターセンターでも、リスやタヌキ、鹿などの標本、紅葉の標本、様々な草花の写真などを見て、箕面は素晴らしいところだと実感したそうです。大滝のところで写真を撮りました。その時、普段見られない猿が一匹、枝の上で孤独を楽しんで?いました。
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ところで、今回のハイキングでは白い可憐なウツギの花が沢山見られました。ウツギの由来は、この木の幹がうつろ(空)であることから「空木」という名が付いたと言われています。また別名、「卯の花」と呼ばれています。卯月に咲く花だから卯の花というのか、卯の花の咲く月だから卯月というのかは定かでないらしいです。
名前の由来はさておき、卯の花は古来より詩歌に詠われてきました。万葉集でも卯の花は24首詠まれており、その内、18首はホトトギス(時鳥)とともに詠まれています。
卯の花と言えば懐かしい歌があります。
佐々木信綱作詞、小山作之助作曲「夏は来ぬ」です。
卯の花の匂う垣根に
ほととぎす早も来鳴きて
忍び音もらす夏は来ぬ
万葉人は鳥を呼ぶために卯の花を垣根にしたようです。ところで「卯の花」の匂いはそれ程ではありません。この「匂う」は、現在の匂うという意味でなく、「美しく目に映じる」という意味だそうです。
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