シングルマザーに救いの手を差し伸べている都市・浜田市
先日、放送番組「ガイアの夜明け」で、地方自治体の中にシングルマザーに救いの手を差し伸べている都市があり、その様子が放映されるという話を知ったので、興味をもって観た。
世知辛い現在の世の中、弱者に親切だとはお世辞にも言えない現政権の下で、本当にそんなところがあるのかと半信半疑であったが、事実は本当であった。地方には心温かい人間味のある施策を考えておられる方もいるのだということを知り、日本人本来の助け合いの精神が依然として生きていいることを知って安堵しました。
そもそも、このようなシングルマザーに救いの手を差し伸べる施策が出て来る背景には、高齢化と人口減により、人材不足で困っている地元の企業や施設に、都会からの移住者に来てもらいたいという要望があったからだということなのですが。
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島根県で最も高齢化が進む浜田市。2040年には20〜39歳の女性人口が半減すると予測される「消滅可能性都市」のひとつだそうです。
市街地でも、通りを行き交うお年寄りの姿が目立つ。
浜田市の特別養護老人ホームでは、60〜70代のパート女性が、さらなる高齢者を介護するという「老老介護」の状態。浜田市は、そんな高齢者介護施設で働いてくれる人材を探すことにした。
狙いは「都市部で暮らす、ひとり親世帯」。移住者には給与や養育費、家賃補助など、1年間で最大400万円相当の支援をすると発表した。すると、3世帯の募集に対して150件を越える問い合わせが殺到した。
選ばれたその中のお二人を紹介します。
お一人は、大阪で幾つかの仕事を掛け持ちしながら、中学2年生の息子を育ててきた谷和香苗さん(45歳)。多忙で息子と向き合えない現状を、田舎に移住することで変えたかったと言う。
もうお一人は、名古屋で2才の娘を育てていた立松凛さん(23歳)は、待機児童の問題で娘を保育所に預けられず、そのためフルタイムの仕事にも就けないという状況から抜け出すためにやって来た。
(番組でも実名で紹介されていたのでこのまま記載させて頂きます)。
今、お二人は、知り合いのいない新たな土地での生活にも慣れ、仕事と子育てを両立させ、職場でも、戦力となり元気に働いておられるという。
お二人のこれからの幸せを祈願したい。
(写真は「ガイアの夜明け」から流用)
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