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2016年2月

2016年2月28日 (日)

我が国の報道が安部政権の下で、危機に晒されている実態を、英国の新聞「ガーディアン」や「エコノミスト」が伝える

我が国の報道が安部政権の下で、危機に晒されている実態を、海外の新聞「ガーディアン」(英国)や「エコノミスト」がこのように伝えることは普通ではありません。

日本は、少なくとも今は、自由にものが言える状態にあると言っていいかもしれません。戦時中の大政翼賛会における特高警察や治安警察は表面上は存在しません。しかし、高市総務相による電波規制をちらつかせた最近の発言を見ていると、この先、日本国民がしっかりと自覚しないと大変なことになるかもしれないという暗雲が立ち込めています。

この先、日本が、ナチスドイツや旧ソ連、中国、北朝鮮におけるような体制(右翼国家主義又は左翼国家主義)になる可能性について、まさかそんなことはないとは断定できないと思います。(多くの方はこのように考えて安心していると思います。しかしこのような動きは始まれば早いのです。あの冷静なドイツ国民が、ヒトラーの言葉に魅せられて熱狂し、あっという間に奈落の底に陥ったことを考えてみる必要があります)

国家主義を台頭させることは、戦争または戦争の現実を知った人々が訴えているように、恐怖に満ち、悲惨で、悲しく虚しいものです。若い方々は、本当の意味でのファシズム(右翼国家主義)とかソ連共産党支配下の人々の悲惨な状態を実感できないと思います。そのあたりのことは、正しく歴史を見つめた歴史家の書かれた過去の歴史で学んで欲しいと思います。

国家主義というのは、右であれ、左であれ、人々を不幸にさせるものです。国家主義の下では、全て国家が優先します。個人の全ての活動は国家の支配下に組み入れられます。

日本国民は、アベノミクスという実体のない政策に騙されることなく、安倍政権の国家主義的政策を注意深く見守り、国がおかしな方向に向かわないように、立憲主義、国民主権の立場に立って、一人一人が自覚を持って対応しなければなりません。

国家の主体はあくまでも我々国民です。国家が個人を支配する世の中にならないように祈るばかりです!

以下はその記事の内容です。
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英国では大衆紙もたくさんありますが、一般紙「ガーディアン」や経済紙「エコノミスト」といえば、世界的に発言力のある質の高いクオリティ・ペーパーです。「ガーディアン」は2月17日付で、「政治的圧力のなか日本のTVアンカーたちが降板する」(Japanese TV anchors lose their jobs amid claims of political pressure)というタイトルの記事を公開しました。3人の名前と番組名を具体的に挙げて、それぞれ降板に至る経緯を説明する内容は、日本のどの記事よりも明快でした。また先日の高市早苗総務相が「停波」をちらつかせた点も問題視しています。

さらに「エコノミスト」も2月20日付で古舘氏、岸井氏、国谷氏の番組降板問題を大きく取り上げました。タイトルは「日本におけるメディアの自由 アンカーたちがいなくなった」(Media freedom in Japan Anchors away)で、記事では、冒頭から“日本の標準から見れば力強く政権批判を行う司会者である3名がそれぞれ同時に番組を去るのは、偶然の一致ではない”と断言していて、降板の背景を深く掘り下げて報じています。

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2016年2月19日 (金)

京都の老舗・永楽屋さんのこと

昨日、大阪販売士会の皆様と訪れた、創業400年の京都の老舗「永楽屋」の14世・細辻伊兵衛氏は手ぬぐいアート展を各地で開催されている。

同氏は現在の手ぬぐいブームの火付け役をされた方で、日本の手ぬぐいをアートの域へ昇華させた。 アート展は手ぬぐいの魅力を身近に感じてもらおうと開催されているものである。

度肝を抜かれるのは超ロングの手ぬぐいである。長さ12.5m の作品が2枚つながった約25mの手ぬぐいが吹き抜けの会場を彩る姿は圧巻である。

14世・細辻伊兵衛氏は、「日本古来のデザインと現代のデザインを融合させ、新たな世界を生み出してゆきたい。そして生地の耐久性や染色法、またデザイン力にこだわりをもって、世界に通用する作品を生み出してゆきたい」と語っている。

まさに日本のモノづくりを元気づけてくれる企業である。

永楽屋は織田信長の御用商人を経て、江戸初期(1615年)、京都に創業した日本最古の綿布商で、代々「細辻伊兵衛」を襲名している。

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2016年2月15日 (月)

北野天満宮

(北野天満宮)
先日、梅の花を見るために京都にある北野天満宮へ行って来ました。予てから行きたいと思っていたところですが初めての訪問です。平日でしたが、沢山の人が詰めかけていました。結婚式も行われていましたので、それも写真に収めました。

北野天満宮といえば、学問の神様、菅原道真が祭神として祀られているところで、全国約1万2千社の天満宮、天神社の総本社であり、天神信仰の発祥の地です。菅原道真は学者出身の政治家として、右大臣という要職に任命され、左大臣藤原時平と並び国家の政務を統括しましたが、藤原氏の策謀により太宰権師に左遷され、そのわずか2年後、大宰府の配所にて波乱の生涯を閉じました。...

道真は、江戸時代における寺小屋では、道真の姿を描いた「御神影」が掲げられ学業成就や武芸上達が祈られたそうです。
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境内には梅と、天神様のお使いとして臥牛(伏した牛)の像や彫刻が目につきます。
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まず梅のことですが、梅について道真が詠んだ次の有名な歌があります。知ってはいましたが、ここ北野天満宮で梅の花を眺めていると、道真が生きた時代に思いを馳せ、一層素晴らしく心を打つ歌だと感じました。
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「東風(こち)吹かば匂(にほ)ひおこせよ梅の花あるじなしとて春を忘るな」  (菅原道真、拾遺和歌集より)
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歌の意味は、“東風が吹いたならば配所にいる私に、風に託して匂いを送って寄こしてくれ、梅の花よ、家の主人がいなくなったとしても、花の咲く春を忘れてくれるな”という意味です。

道真は梅をこよなく愛しました。この歌は大宰府へ左遷され旅立つにあたり、住み慣れた都を去るに当たり、懐かしさの余り、自邸に咲く梅の花に別れを惜しんで詠んだ歌です。

いわれなき無実の罪により大宰府へ左降される道真の深い悲しみと望郷の想いが溢れている名歌として現在まで語り継がれています。栄達を巡る人間関係の煩わしさは、いつの時代も同じですね。道真の命日にあたる2月25日は梅花祭が厳粛に行われるそうです。
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さて、臥牛のことですが、牛は道真が丑年生まれであったことと、大宰府で生涯を閉じた際、道真の遺骸を運ぶ途中で車を引く牛が座り込んで動かなくなって、やむなく付近の安楽寺というところに埋葬したという故事に由来し、この伝説から神牛は臥牛の姿で表されているそうです。

なお、豊臣秀吉が1587年、境内において北野大茶屋を催しています。境内に史蹟「御土居」があります。

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2016年2月13日 (土)

アベノミクスのこと

「アベノミクスというのは、つまるところ『円安と株高』だけである。上手くいっているのはこれだけで、あとはうまくいっていない。心配だ。」とは、ある自民党の幹部が述べたこと。

全くその通りだ。今、アベノミクスで恩恵を受けているのは大株主と大企業だけである。 実体経済を良くしようという気が全くない現政権。所得の格差がますます拡大し、社会不安を引き起こしている。

自身が任命した日銀総裁を使って(本来、日銀は政権と独立した立場になければならない)、小手先の金融緩和を繰り返すのみ。実体経済を改善しないでうまくいくはずがないのに。 最近は、円高、株安の傾向が止まらない。翳りゆくアベノミクス。どうなるのだろうか。

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2016年2月11日 (木)

放送法のこと/天皇皇后両陛下のフィリピンご訪問のこと

今日の衆議院予算委員会を少し見た。
民主党大串議員による安倍首相への質問。

高市総務相が、放送局が「政治的に公平であること」と定めた放送法の違反を繰り返した場合、電波法に基づき電波停止を命じる可能性に言及した件。
従来の「事業者の番組全体を見て判断」から「一つの番組のみでも」、電波停止と踏み込んだことに対し、大串議員が「総理も同じ考えか」と追及した。

大串議員の質問に対して安倍首相は、詭弁を弄し、逃げる一方。相手の質問に真摯に答える意思が全くなく、自分の発言ではないから、「高市大臣に聞いてくれ」と、逃げまくり、同じ答弁をただただ繰り返すのみ。
結局、安倍首相は、高市総務相の言及した「電波の停止」を否定せずに終わった。
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国家主義的な考えが漂う現在の政権。あの恐ろしいナチスドイツのことや我が国における戦時中の大政翼賛会のことが思い浮かぶ。最初は恐れるに足らずという雰囲気がドイツ国民の中にあり安心していたのだが、知らず知らずのうちにファシズム(右翼国家主義)によって国土は覆いつくされてしまった。

我が国においても天皇陛下が必死に反対されたのにもかかわらず、好戦的な政治家と軍部によって戦争に突き進んだ。

このようなことを考えるのは杞憂であろうか。

写真は、日本の侵略による戦禍によって犠牲となったフィリピンの無名戦士を悼み、そのお墓に献花される天皇皇后両陛下。安倍自民党現政権に対して無言の警告を発しておられるような気がした。

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春の兆し

春の兆しが感じられるようになりました。日差しも心持ちやわらかく感じられます。我が家の梅の花は、世間よりも少し遅いですが、明日にでも綻びそうです。各地の梅の便りが報じらています。京都・天満宮でも2月中頃より見頃となるそうです。(写真は京都・天満宮)

つい先刻、間もなく出版予定の書籍の修正原稿の校正を終え、ほっとしているところです。 先月初めに我が家に来て頂いた中国からの女子留学生の方々も学期が終わり、中国へ春節のため帰られた人もいます。先日、まだ帰られていないお二人の方と、美々卯という日本料理店で家内と一緒にお別れ会をさせて頂きました。

淋しいですね。二度と会えないかもしれませんから。お二人からは、手紙や生け花を頂き嬉しく思いました。

ところで、春節というのは、今年は7日から始まり約1週間続くそうです。餃子と餅など、盛り沢山の食べ物が食卓に並べられ、街の至る所が飾り付けされ、爆竹が鳴り、龍と獅の踊りが繰り広げられるそうです。日本では大晦日で区切りをつけ、去る年を忘れ、新年を静かに迎えますが、中国では笑いや爆竹で盛り上がったまま前年の「福」を新年に継ぐそうです。
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2016年2月 7日 (日)

箕面・帝釈寺の節分会

恒例の箕面市・帝釈寺における節分会、福護摩祭が今年も行われました。この催しは、毎年2月2日、行われますが少し珍しいものです。今年は都合で行けませんでしたが、その様子は写真の通りです(以前撮影した写真)。

帝釈寺の節分会の何が珍しいかというと、山伏(行者)による『福護摩祭』という見慣れない行事が行われるからです。この祭りは、境内に護摩壇を設け、護摩木を焚いて(焚火を神聖化した様なもの)、その年の多幸と安全を祈念し、また諸願成就や厄年にあたる者の厄難を祓い、不祥を消し去る力を授与するというものです。火が燃える様子を見ていると非常に神秘的な世界に誘い込まれます。

そして、火が燃え終わった後に、『火渡り修行』といって、余熱が残っている灰の上を素足で渡るという行事が行われます。護摩壇は、寺有林にある、護摩の薪と桧の葉を集めて来て作られます。 日本人は外国人からは無宗教であると言われていますが、決してそんなことはありません。非常に宗教心溢れる国民であると私は思います。

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