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2016年4月24日 (日)

奈良・音羽山観音寺を経て、音羽三山縦走を楽しむ

4月20日、万葉ツアーを共に楽しんでいる二人の友人と奈良平野の南東部に聳える音羽山(おとわやま)(標高852m)に登って来ました。こんなに高い900m級の山は、学生時代、磐梯山に登って以来のことです。この歳になって、本当に登れるのかと心配だったのですが、日頃ボランティアガイドで箕面の400m程度の山には時々登っていて、少しは体を鍛錬していたせいか、心配は杞憂に終わりました。しかし上り下りとも私にとっては急峻で、何とか踏破できたという感じです。

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さて今回の行程は、写真に示すように、近鉄・桜井からバスで、下居(おりい)で下車し、その後、音羽山観音寺に立ち寄った後、音羽山(852m)、経ケ塚(889m)、熊ケ岳(904m)といわれる音羽三山を経て、大滝バス停に至る約11kmでした。
 
このルートは殆どが植林に覆われ、主に杉と笹の静かな縦走路でした。音羽山の西側には藤原鎌足を祀る多武峰談山神社(とうのみねたんざんじんじゃ)があります。藤原鎌足と中大兄皇子が蘇我入鹿の誅滅を語らったことから、この名が付いたといわれています。

行程の途中でお会いしたのは、我々と同年齢の一人の女性の方と経ケ塚でお会いした50歳前後のご夫婦だけでした。

音羽山に至る途中で、二上山、葛城山、金剛山、明日香の畝傍山、天の香久山の素晴らしい眺めを楽しめる地点があり、そこで昼食をとりました。

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途中に立ち寄った音羽山観音寺のことを少し記します。

音羽山観音寺(善法寺)は尼寺で、宗派は融通念仏宗、本尊は十一面千手千眼観世音菩薩立像です。寺の近くの音羽滝は昔から眼病に効く眼の神様として崇められ、このお寺は眼病平癒に霊験がある音羽の観音さんとして親しまれています。

バス停・下居で降りて山道を登り、お寺に着き一息ついているところへ、一人の若い女性の方が現れ、「どこからいらしたのですか。 これからどちらへ」と問いかけて来られました。そして、本堂の扉を開けて、我々を案内してくれました。

彼女(MMさん)は、住み込みでお寺のお手伝い(ボランティア)をされています。そして寺の由来などを話してくれました。毎日、観音縁日、護摩奉修、般若転読法会、などの準備で忙しいそうです。彼女のような方がいるから歴史・文化が継承されているのだと思いました。

因みに、この音羽山観音寺のことをもう少し記しておきます。創建は白鳳7年(679年)と随分古いお寺で、寺伝によれば、藤原鎌足を談山妙楽寺(現在の談山神社)に祀った際、鬼門除けの寺として丑寅の方角にある音羽というこの地に一宇を建て、鎌足自作の梅の木の観音像を祀ったのが始めと伝えられています。また京都清水寺の開祖・延鎮僧都が霊感を得て堂宇を建立したのが始まりとの記録もあるそうです。本尊の体内にも、「この本尊は山城の国清水寺の観音と一体分身の千手観音也」との墨書きがあるそうです。
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