参議院選挙の争点は?
我が家のノウゼンかずら(凌霄花)の花が咲き始めました。いつもより少し早いようです。この橙色の花が咲き始めると夏が来たと感じられます。梅雨の最中、雨に打たれながらも元気よく咲いています。
さて、参議院選挙が公示されました。今回の選挙は日本が普通の平和な国から、国家主義に支配された戦争できる国へ本格的に舵を採るか否かの大きな分岐点とも云えます。
安倍自民党政権は、今回の選挙の争点を経済政策だと言っています。勿論経済政策は大切です。弱者に冷淡な自民党の経済政策を正さなければなりません。
しかし実は、最も大切な争点は憲法です。政権は争点隠しをして選挙を無難に乗り切りたいと考えており、選挙が終わってから改憲に着手する予定です。...
(もっとも改憲といっても、日本は専守防衛に徹することを、立憲主義に基づいて明確にすべきだという良い意味での改憲もありますが、自民党のいう改憲は積極的にアメリカに協力して積極的に海外戦争に参加するということです)。
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若い人たちにおかれましては、現実に行われている政治の真実をよく理解して投票所に向って欲しいと思います。政権党の偽りの多い甘い言葉に騙されないように気を付けて欲しいと思います。
今の自民党政権を率いる安部さんは、かつての、良心をも併せ持った吉田元首相や中曽根元首相などとは違った異質の政治家です。いわゆる国家主義に染まった政治家で、今話題となっている「日本会議」という戦前、戦中の国家体制に回帰したいという集団に支えられています。これは危険なことです。国家主義とは、個人の自由、権利よりも国家の権利を重視しています。言論の自由や放送の自由がなくなる怖れがあります。
これに対して、野党は市民、野党連合を組み連携してこれに対抗しようとしています。これは、第2次世界大戦中、ナチズム(国家主義)の脅威に対して、多少の主義、主張の違いは脇において、自由と民主主義を守るために、最悪のナチズムに対抗して結束した、リベラルな考えを持ったイギリス、フランス、アメリカなどを始めとする西欧民主主義国家に例えられます。
民進党や他の野党が嫌いで意中の政党がなくても、最も評価しない政党や候補者を勝たせないように、自分にとってまあこの政党や候補者ならば大丈夫だろうというところに投票してほしいものです。
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