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2016年7月12日 (火)

参議院選挙を終えて・今後の野党連携に向けて想う

今回の参議院選挙は自民、公明、お維新の改憲勢力による圧勝という残念な結果に終わりました。しかし決して悲観すべきことばかりではありません。市民を巻き込んだ野党連携は、よく健闘したと思います。北海道、東北、関東、愛知県などは、自公に伍してよく闘いました。関西は、滋賀、兵庫など、あと一歩のところでした。私の地元大阪は惨敗でしたが。

今後、野党連携を、関西、四国、中国、九州にももっと強力に進めることによって、安倍政治の偽善性と虚しさを知って頂ければ、いつも与党に投票されている方々の中には野党の方に転じて頂ける方も多いのではないかと思います。
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今回の選挙は、本来は憲法9条などの憲法改正問題が、争点になるべきなのに狡猾な安倍政権はわざと、これを前面に出しませんでした。出すと選挙に負けるからです。

憲法の改正といっても、時代に合ったものに変えて行こうとする憲法改正ならば、何ら問題がありません。むしろ変えるべきです。たとえば日本は専守防衛の軍隊を持つが、海外には断じて派遣しないというようなこと。

.しかし悪質な政治集団、たとえば国家主義者(ナショナリスト)のような集団に導かれて行われる憲法改悪を国民は断じて阻止しなければなりません。
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民進党が、安倍政権の下では憲法論議に参加しないと言っているのはこの意味です。憲法は権力者の暴走に歯止めのかけるために存在するものであるのに、安倍政権による日本国憲法改正草案は、逆に権力者に行動の自由を与え、国民の権利に制限を加えようとするものなのです。極端に言えば戦前における大政翼賛会のような恐ろしい社会に回帰させようというものなのです。

すなわち野党と安部政権は、何のため憲法を変えるのかという根本的なところで違いがあるのです。安部政権は、日本を国家主義の方向に変えたいのです。参議院選挙後、さすが民主主義国家・アメリカ政府の報道官は、憲法9条の改悪に早急に手をつけないようにと、国家主義の匂い漂う安部政権を牽制しました。
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ところで、この安部政権の憲法改悪に、自民党とその支持者の全てが諸手を挙げて賛成しているとは思われません。安部政権の日本国憲法草案の内容とその真実を知れば、多くの良識ある自民党支持者の皆さんは、怖れを感じられると思います。公明党、お維新とその支持者の方々におかれても然りです。今回の参議院選挙においても、このことを知らないで与党に投票した人がかなりおられると思います。

今後、野党連携は、この自民党憲法草案の真実を、野党支持者だけでなく、自民、公明、お維新の支持者にも十分知ってもらうような地道な運動が必要であると考えます。要は、立憲主義、国民主権の重要性を広く国民に知ってもらい、自民党ではなく(自民党の中にも多くの反国家主義者がいるはずです)、そのなかの国家主義集団・安倍一派を退陣に追い込むことが日本を救うことになるということを、しっかりと伝えて行く必要があると考えます。
自民党支持者におかれましては、歴代の自民党首相のような方を選んで頂きたいと思います(安部さんは異常な人物です)。
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