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2016年8月

2016年8月27日 (土)

“リヤカーを引き徒歩で日本一周の旅人・鈴木康吉さん” のその後の状況(西日本前半編)

リヤカーを引き徒歩で日本一周の旅をされている鈴木康吉さんと久し振りに芦屋市の芦屋公園でお会いしました。
 
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愛知県大府市にお住いの鈴木康吉さんが、リヤカーを引き徒歩で東日本を完走されたことは昨年1027日の記事で述べた通りです。

鈴木さんとの出逢いは全くの奇縁で、昨年の4月17日、娘夫婦と、とある旅行から車で娘夫婦の横浜の自宅へ車で帰る途中、立ち寄った神奈川県大磯の旧吉田邸でお会いしました。吉田邸とは言うまでもなく、戦後の我が国の政界に君臨した故・吉田茂氏が住んでおられたところです。

 
その時のことをブログにしたためた直後、「このブログを見ました」と、鈴木さんの中学生時代の友人の「U・Kさん」という女性の方から連絡を頂きました。その時から「U・Kさん」とのメールでのお付き合いが始まりました。それ以後、「U・Kさん」から鈴木さんの現況レポートをお送り頂き、9回にわたってブログとフェイスブックに投稿して来ました。

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今年のことですが、鈴木さんは出発に当たって、フェイスブックを始められ、ご自分で歩行記録を発信されることになったので、私からはブログ、フェイスブックでの発信をしていません。

さて残りの西日本の旅についての話に移りますが、都合により今年と来年の2回に分けて歩かれるということで、今年は、320日に地元愛知県を出発。敦賀を経て、鳥取、島根、山口、福岡、佐賀、熊本、鹿児島、宮崎、山口、広島、岡山、兵庫、大阪という順序で歩き続けて来ましたが、先日826日に芦屋に到着された訳です。それで急遽この連絡を受けて、鈴木さんにお会いするために阪神芦屋駅の直ぐ南にある芦屋公園へ向かいました。

鈴木さんは、添付の写真に示すように、長旅にもかかわらず大変お元気な様子でした。すっかり日焼けし健康そのものでした。旅の苦労話や楽しかった話など、話しが尽きませんでした。途中、公園に散歩に来ておられた二人の女性の方とも一緒になって話が弾みました。鈴木さんの話しを聞いていると、苦労話よりも楽しかったという話の方が多かったように思います。

鈴木さんを見かけ興味をもって話し掛けてくれる人や、食べものを差し入れてくれる人がいたこと、警察から職務質問を受けたが、怪しくない者だとわかった後は身の安全を案じてくれとこと、また北海道では熊に襲われないようにと、皆が安全な寝場所を教えてくれたこと、等々。

 
ところで全行程を通じて、野宿が殆どで、ホテルでの宿泊はたまにしかしなかったこと、洗濯は小まめにしたこと、コンビニなどで氷を手に入れ冷蔵庫モドキのようものを作り食物を保管したこと、一日を終えて冷えたビールを飲むのは至極の楽しみであったこと、などについても話されていました。
 
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この後、鈴木さんは間もなく大阪に着き、ひとまず西日本前半の旅を終えます。そして来年の3月から、いよいよ最後の西日本後半の旅、四国と南紀の旅に出掛けられます。

(これまでの東日本の旅の記事はここをご覧ください)
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2016年8月26日 (金)

文化の交流

昨日、カナダからの女子留学生・シェリルさんがお父さんと一緒に我が家を訪ねてくれました。彼女は1年前、日本にやって来て、まず半年間は大阪大学で学びその後の半年間は東京大学で学びました。1年間の留学を終え帰国前にお父さんと旅行するということで、我が家にも立ち寄ってくれた訳です。彼女が最初に我が家に来たのは、昨年我が家でお世話した中国の女子留学生Liさんの友達として、他2人の友達と一緒に来られた時で、今回は2度目です。

1年前はあまりしゃべれなかった日本語もすっかり上手になられて見違える様です。当日はお父さんと一緒に箕面の滝まで観光案内し、その後、我が家で家内共々、色んなことについて語り合い、楽しいひと時を過ごすことができました。彼女の家族は中国の大連に住んでおられるので、旅順の話や、日本と中国の文化などについてもお互いに紹介し、有意義な一日でした。更に日本で学びたいことがあるので、また機会があればやって来たいと言っていました。私の著作をプレゼントしましたところ、更なる日本語の勉強のために役立てたいと喜んで頂きました。

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2016年8月20日 (土)

スポーツに見る日本のモノづくりとの共通性

リオ・オリンピックでの日本選手の活躍には目覚ましいものがあります。

銅メダルに輝いた女子シンクロナイズスイミングチーム、金メダルに輝いた男子団体体操チームなどの演技を見ていると、私が今年5月に出版した『伝えたい細やかな日本のモノづくりの心』に記した日本のモノづくりの特徴である細やかさ、精緻さなどの日本独特の特質が、スポーツにも生かされているように感じました。

『伝えたい細やかな日本のモノづくり心』:

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2016年8月18日 (木)

ロンリネス(ひとりぼっちの寂しさ)とソリチュード(孤独)とは異なる」

「ロンリネス(loneliness)(ひとりぼっちの寂しさ)とソリチュード(solitude)(孤独)とは異なる」

人間は社会的な生き物ですから、一人では生きていけません。しかし時として、集団生活の枠から離れて、積極的に孤独を楽しみ、自分自身の思いが何であるかを考えてみることも大切だと思います。

次のような哲学者・鷲田清一さんの言葉が、このことをぴったりと述べてくれています。...
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「選んだ孤独はよい孤独(フランスの言い習わし)」
人々から見捨てられていると感じることと、世評を気にせず自己のうちに深く沈潜することとは異なる。ロンリネス(loneliness)(ひとりぼっちの寂しさ)とソリチュード(solitude)(孤独)とは全くの別物である。町中で人々と一緒に暮らしながら、ひっそりとした一人の時間を大事にする生き方にも、時として人は惹きつけられる。 
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写真の花は、“スパティフィラム”という我が家にある観葉植物です。最近知人から頂きました。独特な花の形がエレガントで、真っ白い花は清楚で気品があります。つややかで鮮やかな葉のグリーンとのコントラストも美しいこの花は、部屋に置くと風水的にも良いとされています。
この花は、ひっそりと孤独を楽しんでいることを感じさせてくれるような花だと、私は感じました。

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オリンピックでの感動

今回のリオ・オリンピックでは感動を覚える選手たちが次から次へと登場しています。

柔道男子90キロ級で金メダルに輝いたベイカー・茉秋 さん。米国人の父と日本人の母の間に生まれたが、父は彼の幼少期に米国に帰った。「お母さんは女手一つで育ててくれた。五輪という最高の舞台で、勝って恩返し出来て嬉しい。僕はこれくらいしか出来ないから」と、謙虚な態度に徹する。そして声援に駆け付けた母に金メダルをかけた。

柔道女子70キロ級で金メダルに輝いた田知本(たじもと)遙 さん。前回のロンドンでは7位。その後、極度の不振に喘いだが、何とか五輪に出場したいという執念で五輪切符を手に入れた。「この4年間で執念深くなれました。色々なことを経験して、酸いも甘いも知った。4年前は甘さしか知らなかった」と、彼女も謙虚に自分の気持ちを表した。

そして、水泳女子200メートル平泳ぎで金メダルに輝いた金藤理恵さん。ロンドン五輪の代表選考会では、本命であったにもかかわらず、不調で落選。ロンドン五輪で引退するつもりでいたが、出られなかった悔しさが気持ちを繋ぎとめた。一流のスイミングプールと比べると施設的に恵まれない広島県三次市の市民プールで育つ。その後、大学で、彼女の才能に惚れ込んだ加藤健志コーチとの出逢いがあり、加藤さんを信じ、二人三脚で練習に励んで来た結果としての偉業だ。東京・両国にある下町の小さな水着メーカー「フットマーク」が彼女を支えている。

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天皇陛下のお気持ち

天皇陛下が、8月8日、「象徴としてのお務め」についてのお気持ちを示されたビデオメッセージを観ました。天皇陛下の人間的な優しい人柄を感じると共に、陛下の生前退位を望むご意向が強く感じられました。
陛下は、ご自分で文章を推敲されたと言われていますが、天皇陛下の日本国の安寧と平和を願うお気持ちがひしひしと伝わって来ました。世論も圧倒的に「天皇陛下のお気持ちがわかる」という賛意を示しています。
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昭和天皇の戦争責任ということが語られて来ましたが、昭和天皇は終始、戦争には反対でしたが、好戦的な軍部や政治家に抗することができなかったというのが事実ではないでしようか。昭和天皇を引継いだ現在の天皇陛下も、その意思を継がれ、日本が犯した過去の戦争を深く悔やみ、二度と戦争という行為をしてはならないと思っておられることは、中国やパラオ、フィリピンなどへ悔悛の旅に出掛けられたこと等からも充分伺えます。 そして、憲法第9条という平和主義を掲げる現在の日本国憲法を愛されているようです。

一方、我が国の現政権はどうでしようか。過去の侵略戦争を肯定するような方もおり、また最近では専守防衛ではなく、積極的に海外紛争にも軍隊を派遣すべきだという方もおり、また日本国憲法を戦前に回帰させるような自民党憲法草案などを見ても、国家主義的な傾向を強めています。
今回の天皇の生前退位という課題が浮上した今、首相が悲願とする憲法改正(改悪)に当たって、憲法改正に割くべき時間が少なくなるので、厄介な課題が出て来たと思っているのかも知れません。
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2016年8月 9日 (火)

オリンピック 三宅宏美選手にみる情熱と優しさ

オリンピックを見ていると感動させられる場面が多いですね。重量挙げ女子48キロ級で銅メダルを獲得した三宅宏美さん。試合終了後、愛用のバーベルに抱きつき 慈しむかのように優しく撫でた。「ずっと16年間、ともに練習してきたパートナー。最後はハグして『ありがとう』と言いたいと思っていた」と。

彼女は、ロンドン五輪で銀メダル。次は金メダルと期待される中、今年3月、激しい腰痛に襲われる。五輪が近づいても痛みは消えない、痛みは最後まで消えなかった。それでも痛み止めの注射を打ちながら、絶望的な状況からの奇跡的逆転による銅メダルの獲得。
コーチである同じくメダリストである父の義行さんとの二人三脚による努力の結果だ。

どの世界でも同じだが、苦難にめげず努力している人には、誰しも感動を覚えますね。
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2016年8月 4日 (木)

ヴェトナムで活躍するテクノグローバル㈱

私の知り合いの高田浩之さんの経営するテクノグローバル㈱。

八尾市にある金型を専門とする会社です。最初初めて高田さんにお会いしたのは、まだ創業間もない頃でしたが、それから約10年、ヴェトナムにも拠点を設けられて素晴らしい会社に成長されています。

若い活気のある多くの従業員の方に囲まれている高田さんを拝見すると、人を大切にして楽しく仕事をされているという会社の雰囲気が伝わって来ます。...

テクノグローバル㈱→http://techno-global.jp/outline

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2016年8月 1日 (月)

早朝の山登り

今日は暑さの中、体をしゃきっとさせるため、まだ涼しい8時頃から近所の六個山へ2時間ばかり、登って来ました。標高395mとは云え、夏の山登りは少々ハードです。地上では聞かれないツクツクボウシの鳴き声も聞こえました。帰宅後シャワーを浴びたあとのゆったりとした気分は最高です。
ところで、六個山の頂上には赤松が多いです。赤松は滋養の乏しいところを好むそうですが、まさにその通りです。

途中多くの方に出会いました。植物観察をされている方、退院後リハビリのためやって来たという85歳の方、毒キノコの監視をされている課外活動センターの方、子供たちを連れて昆虫採集に来ている若いお母さん、課外キャンプにやって来た若者たち、など。それぞれが異なった目的のために来ているのですね。

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図書寄贈の件

5月に出版した本『伝えたい細やかな日本のモノづくりの心』のことですが、多くの人に読んで頂こうと、取材した企業がある都道府県の図書館や、モノづくりの観点から風土、文化、歴史などに言及した都道府県の図書館に寄贈をさせて頂いております。

今まで、箕面市、大阪府、京都府、奈良県、新潟県には寄贈を終えました。寄贈といっても、寄贈した本が全て図書館で受け入れられる訳ではなく、その本が社会のために役立つとかというような観点から、それぞれの図書館で評価の上、受け入れの要否を決めるそうです。大阪府立図書館のようにお礼のハガキを頂いたところもあります(写真)。

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