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2016年8月18日 (木)

天皇陛下のお気持ち

天皇陛下が、8月8日、「象徴としてのお務め」についてのお気持ちを示されたビデオメッセージを観ました。天皇陛下の人間的な優しい人柄を感じると共に、陛下の生前退位を望むご意向が強く感じられました。
陛下は、ご自分で文章を推敲されたと言われていますが、天皇陛下の日本国の安寧と平和を願うお気持ちがひしひしと伝わって来ました。世論も圧倒的に「天皇陛下のお気持ちがわかる」という賛意を示しています。
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昭和天皇の戦争責任ということが語られて来ましたが、昭和天皇は終始、戦争には反対でしたが、好戦的な軍部や政治家に抗することができなかったというのが事実ではないでしようか。昭和天皇を引継いだ現在の天皇陛下も、その意思を継がれ、日本が犯した過去の戦争を深く悔やみ、二度と戦争という行為をしてはならないと思っておられることは、中国やパラオ、フィリピンなどへ悔悛の旅に出掛けられたこと等からも充分伺えます。 そして、憲法第9条という平和主義を掲げる現在の日本国憲法を愛されているようです。

一方、我が国の現政権はどうでしようか。過去の侵略戦争を肯定するような方もおり、また最近では専守防衛ではなく、積極的に海外紛争にも軍隊を派遣すべきだという方もおり、また日本国憲法を戦前に回帰させるような自民党憲法草案などを見ても、国家主義的な傾向を強めています。
今回の天皇の生前退位という課題が浮上した今、首相が悲願とする憲法改正(改悪)に当たって、憲法改正に割くべき時間が少なくなるので、厄介な課題が出て来たと思っているのかも知れません。
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