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2016年9月13日 (火)

短歌2首

まだ残暑が続いていますが、夏はゆっくりと過ぎ去ろうとしています。夜になるとコオロギの声が静寂な空気を通して聴こえて来ます。その声を聴いていますと暑かった夏の日の情景が思い出され、懐かしさに似た気持ちになります。今年の夏は色々な出来事や事件がありましたが、私には、オリンピックでの日本選手の活躍の場面や天皇陛下の生前退位を望むお気持ち会見の二つが強く印象に残っています。
そこで拙い短歌をしたためて見ました。
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バーベルにハグして感謝三宅選手勝負の世界にみる優しさ...

ひしひしと胸に応える天皇の平和を願う真実の声
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オリンピックでの日本選手の活躍は素晴らしいものがあり、大変感動しました。三宅選手の活躍もそのひとつですが、彼女が試合後、一緒に練習に励んできたバーベルをハグする姿に、厳しい勝負の世界においても優しさという感情が生きていることに癒しを感じました。このような個人レベルの感動の場面はさておき、国家間のメダル争いという点では、どうしても政治色が前面に出て複雑な感情に見舞われます。閉会式における安部首相が登場したハプニングなどは賛否両論がありましたが、私としては戴けないものを感じました。

生前退位を願う天皇陛下のお気持ちについては、多くの方が陛下の人間的な優しい人柄を感じられたと思います。そしてこの会見では、日本が犯した侵略戦争に対する懺悔の気持ちと平和な日本をこのまま維持して欲しいという陛下の気持ちもひしひしと伝わって来ました。現政権が過去の侵略戦争を直視せず、お茶を濁している態度との違いを感じました。

後記:天皇陛下の大意の意向が報じられたのは、参議選で改憲勢力が憲法改正の国会発議に必要な1/3を確保した直後だった。現政権の後ろ盾となっている日本会議の幹部は、いよいよという時に、水を差されたと感じたという。→天皇陛下は自民党による現憲法改正の動きに反対されているように思えます。

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