« 加藤紘一氏を偲ぶ | トップページ | パラリンピックを観て感動! »

2016年9月13日 (火)

チンドン屋・風見花さん

風見花(ふみか)さん(26)。チンドン太鼓を抱え隊列を率いる。彼女は日本最大のチンドン屋集団といわれる「ちんどん通信社」の最年少にして看板娘で、同社社長、林幸治郎さん(60)の娘さんだ。因みに同社は大阪市中央区の空堀地区にある。

学校嫌いで「パラパラ」を踊っていたやんちゃ娘が、父が主宰するチンドン屋の会社に飛び込み、中学3年生の時街頭デビュー。中学卒業後は通信制高校で学びつつ、チンドン屋としての礼儀作法や口上の述べ方、日本舞踊やチンドン太鼓の演奏などを学んだ。出演依頼は年間500件。富山市で毎年開催される全日本チンドンコンクールに優勝14回。欧米や中国、韓国など海外公演も30回近い。街頭宣伝業にして文化使節。言葉が通じなくても情感がこもっていれば相手に伝わる。チンドン屋は世界に誇る日本文化なのだ。

====================

「チンドン屋」という言葉には郷愁を感じさせるものがある。私が子供の頃には街でよく見かけたものだ。そもそもチンドン屋は、江戸時代後期、大阪千日前を拠点にしていた飴売り商人が、鳴り物と売り声で寄席の宣伝を請け負ったのが始まりとされる。そして鉦(かね)や太鼓の音から昭和初期にこの名が定着したのだという。戦後はパチンコ店の開業ラッシュで活況を呈していた。


 
しかしその後テレビの普及や商店街の衰退の影響で廃業が続き、今や見かけることが少なくなったと私は思っていたが、先日の朝日新聞のbe on Saturday の記事によると、最近は「生身のコミュニケーション」や「パフォーマンス」が再び注目され、新築マンションやパソコンショップの宣伝、老人施設のイベントや外国人観光客の宴席、市町村の選挙管理委員会など、仕事先は様々で、“ひっぱりだこ”だという。

チンドン屋は目の前にいる人の足を止めさせ、笑顔にさせ、あの商品やあの店に行ってみようという気にさせることが大切である。「でも、人目を引くような格好やパフォーマンスだけでは駄目。新しいことだけでも駄目。まずは人々が暮らす街に溶け込むこと。心を裸にすればお客様も心を開く」と風見花(ふみか)さんは語っている。

改めて、チンドン屋さんは世界に誇る日本文化といえるのではないかと私は思った。

(引用資料:朝日新聞be on Saturday:フロントランナー)
As20160908000816_comm



|

« 加藤紘一氏を偲ぶ | トップページ | パラリンピックを観て感動! »

2.日記・随想・歴史紀行・音楽」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/209617/64198710

この記事へのトラックバック一覧です: チンドン屋・風見花さん:

« 加藤紘一氏を偲ぶ | トップページ | パラリンピックを観て感動! »