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2017年1月 7日 (土)

忘却は、罪である (To forget is a sin ; for war crime)

正月早々の新聞に、紙面全面を使った見開き2面の大きな広告があり、真珠湾攻撃と広島への原爆投下の瞬間の写真が掲載されていました(大手新聞4社に同時掲載されたそうです)。一体何の広告かと思って見ますと、

「忘却は、罪である。
  人間は過ちを犯す。しかし学ぶことができる。...
         世界平和は、人間の宿題である(宝島社)」

という宝島社の広告でした。

宝島社によると、この大々的な広告は以前から行っているもので、その意図を要約すると、

「商品では伝えきれない“企業として社会に伝えたいメッセージ”を、企業広告を通じてお伝えしたい。今年のテーマは「世界平和」。戦後70年余りが過ぎ、戦争経験者が減ってゆく一方で、戦争を知らない世代が多くを占める世の中となった。今年は、西欧への避難民増加、英国のEU離脱、トランプ氏の大統領就任など、世界情勢が大きく変化することが予想される中、あらためて戦争と世界平和を考えるきっかけになればと思い、企業広告のテーマとした。この広告が、それを今一度見つめ直すきっかけとなれば幸いである。」ということです。
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一企業の広告とはいえ、私はこの「忘却は、罪である。人間は過ちを犯す。しかし学ぶことができる。」というフレーズに惹きつけられました。
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我が国は満州事変から太平洋戦争と、アジア諸国への侵略戦争、アメリカへの真珠湾攻撃などで多大な被害を与えました。一方、アメリカにより、都市部への爆撃、広島・長崎への原爆投下による多大な被害を受けました。

日本は、被害者意識に比べて加害者意識が弱いと、よくアジア諸国より言われます。しかしながら、多くの日本人が強い加害意識を持っているのは事実です。また天皇・皇后両陛下は真摯に過去の戦争を遺憾として、日本国民を代表して、アジア諸国への慰問、謝罪の旅に頻繁に出られているのは周知の通りです。

問題は心ない一部の政治家が、過去の戦争を美化して、充分に反省していないところにある様です。ましてや過去の戦争を忘却の彼方に追いやってしまおうという政治家もいます。宝島社が掲げたように「忘却は罪です」という言葉は、このことを指しているように思えてなりません。

“歴史は繰り返す”と言います。過去の戦争を正しく記憶しておかないと、また同じことを繰り返す懼れがあります。戦争の被害を受けた立場の人たちは、それを忘れることはないでしよう。過去の侵略戦争を、真摯に受けとめ、充分反省して真摯に詫びる、天皇陛下のような善意の政治家が出現し、諸外国から“戦争のことはもう言わなくてもいいよ”と言ってもらえるようになって欲しいものです。ドイツのように、ナチスドイツの遺産を清算し、ヨーロッパ諸国からも尊敬の念を持たれている国になって欲しいものです。
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