タイサンボクの白い花・カシワバアジサイの花を楽しむ
先日、箕面観光ボランティアガイドの仲間と西国街道を歩いている時、珍しい樹木の花に出逢いました。「タイサンボク」という木の白い花です。細やかな繊細な感じの日本の花とは異なり、いかにも大陸の雰囲気を感じさせてくれる花です。
タイサンボクは、「泰山木」「大山木」と書き由来は不詳ですが、大きな花や葉を付け大木になる姿を大きな山になぞらえた、山のような泰然とした姿から名付けられたと言われています。また、花が大きな盞(さかずき)の形をしているから「大盞木」と書いてタイサンボクと読む、という説もあります。日本には明治のはじめに入ってきて、現在では公園や、また広い庭のある家では庭木としても植えられています。
この木は、北アメリカ南部に分布する常緑性の樹木で、自生地のミシシッピ州とルイジアナ州では州の花に指定されています。成木は樹高20mほどになり、葉は濃緑色で光沢があり長楕円形、長さは15cm~20cm。主な開花期は6月~7月で直径20cmほどの白い花を咲かせます。花は芳香を放ち、丸くて大きなつぼみはパカッと音を立てて開くような印象を抱かせています。
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もうひとつ、紫陽花の花としては比較的珍しい「カシワバアジサイ」も沿道のあちこちで見られました。これは、北アメリカ東部原産のアジサイの仲間です。カシワに似た形の5~7つに深く裂けた葉、円錐形の花房が特徴的です。花だけではなく、秋の紅葉も美しく、長期間観賞できるアジサイだということです。
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