インパール作戦を観て~侵略戦争の美化を許してはなりません~
<インパール作戦を観て~侵略戦争の美化を許してはなりません~>
Seeing a documentary on battle of Imphal by Japanese army during the end of pacific war, I felt that the beautification for invasion war is definitely not allowed.
先日、NHKで「インパール作戦」を観た。インパール作戦とは、太平洋戦争末期の1944年(昭和19年)3月~7月まで、日本陸軍により開始された戦争で、援蒋ルートの遮断を戦略目的としてインド北東部の都市インパール攻略を目指した作戦である。この作戦で3万人もの若い命が、飢えや感染病で異郷に散った。
この戦争に従事した当時28歳の記録担当の青年が、上官である牟田口司令官と東京の大本営との、「兵を何千と殺せば陣地を取れる」などの会話や悲惨な現地の状況を書き留めておられる。彼は、死の淵を彷徨いながら何とか生き延びた。そして近年96歳になった彼が、NHKのインタビューを受けて泣き崩れている姿は衝撃的だった。
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NHKでは、最近、この他にも「731部隊」「樺太地上戦」を放送したが、いいことだ。このような日本が行った無謀な戦争を事実として、戦争を知らない人たちに伝えていくことは、戦争の記憶を風化させないために不可欠である。
さて、今年の終戦記念日、天皇陛下は「深い反省」の念を述べられたが、一方このような侵略戦争を過去のものとし、美化し、国民から覆い隠したい安部首相は「アジア諸国への加害責任」について今年も依然として触れなかった。
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