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2017年9月 5日 (火)

ハンナ・アーレント著「全体主義の起源」

今、NHKテレビで、100分de 名著、ハンナ・アーレント著「全体主義の起源」が数回にわたって放送されています。ハンナ・アーレントは、ドイツ出身の女性現代思想家で、ナチスの迫害を逃れてアメリカに亡命した後、“全体主義”の分析を試み、この本を書きました。彼女の名前を知っている方は非常に少ないと思います。私もこういった方面のことに興味を覚えてから知りました。

アーレントは、ナチズムとスターリン主義と云う二つの歴史的現象を“全体主義”と呼びました。現在の世界においても、左右の“国家主義”が、閉塞感漂うこの世界においてある程度の勢いを維持していますが、この国家主義は彼女が言及している全体主義と同じです。
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最近、アメリカにおけるトランプ大統領出現や西欧における極右国家主義政党の台頭、我が国においても安部政権における国家主義的政策などに、全体主義の例が見られ、この彼女の本を求める人が急増しているそうです。そのような事情もあり、NHKでもこの本を紹介し始めたのでしよう。...
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ハンナ・アーレントが忠告していることは次のことに尽きます。

「人々が自分で物事を考えずに、物事を人任せにしてしまうところから全体主義が生まれ、独裁者が登場する」「全体主義を防ぐには、複数の意見があることが大切である」

我が国の現状を鑑みるに、全体主義=国家主義の台頭を防ぐには(あるいはもう既に始まっているかも知れません)、このことをじっくりと考えてみる気持ちにさせられます。
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