<立憲民主党の誕生><憲政の神様・尾崎行雄の歌>
「国よりも党を重んじ党よりも身を重んじる人の群れかな」・・・
これは、「憲政の神様」といわれた尾崎行雄が詠んだ歌です。尾崎行雄は、明治から昭和初期にかけて活躍した戦前戦中の政治家。1913年には護憲運動に参加、桂太郎内閣を倒し、普通選挙運動の先頭に立ち政党政治の確立につとめ、また軍部に抵抗を貫いた政治家です。政党内閣が未熟であった当時の政治家としては、民衆のために尽力した傑出した政治家と言えます。
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さて、この尾崎行雄の歌は、政治の世界で右往左往する政治家を描いたもので、多くの政治家が“公”のためでなく自己保身に走る傾向を嘆いた歌です。今の世の中にも十分当てはまる気がします。
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さて、昨日、枝野氏による「立憲民主党」が誕生しました。歓迎したいと思います。この党は、いわゆるリベラル派の結集を目指しています。“リベラル”という意味するところのものは、時代と共に変化していますが、基本的には、弱肉強食を否定し、皆が普通に共に支えながら生きていく、すなわち、先に豊かになった人は、貧しい人に助けを差し伸べる、というような思いやりのある社会(共生社会)の形成を第一に目指す。そして、憲法観については、国民主権に徹し、自民党のような国家権力による個人の権利の制限を否定。また平和を希求する、そのため、あくまで専守防衛に徹し、集団的自衛権のような対外戦争に波及する怖れのあるものを認めない、といったところが主なところではないでしようか。
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