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2017年12月20日 (水)

世にも不思議な不動尊

私の住んでいる箕面市の北部に、止々呂美という地域がある。山々に囲まれた小盆地で、中央に余野川が流れ、この川に沿って幾つかの集落が点在している。先日、箕面観光ボランティアガイドの仲間と一緒に久し振りに訪れた。
この地域に、世にも不思議な石仏「日月大高不動尊(ひげつたいこうふどうそん)石仏」がある。写真のように翼をもった不思議な姿をした不動尊像で、隠れキリシタンが造ったものと思われる。他には類例のない珍しいものである。

1995年、この石仏を最初に発見した、郷土歴史家・飯島正明氏は、その時の様子を次のように語っている:「存在を気付かれないように隠された不動尊だ」と直感した。小川のすぐ左岸にあり、前に凝灰岩の供台があり、不動尊の梵字カーンが見られた。不動尊には着色の痕跡が見られ、身は黒、剣は青、炎は赤が残っていた。修法(加持祈祷)が施されたらしい。
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不動尊には紀年銘が刻まれていないが、造られたのは、キリシタン大名・高山右近の支配下の時期ではないかと飯島氏は見ている。(この時期、天正18年頃、摂津全域が豊臣領となったが、豊臣秀吉がキリスト教を嫌ったこの時期に造られたのではないか)。
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日月大高不動尊の名称であるが、不動尊が大日如来の転身した姿ということから、大日の原語の意味であるという「偉大な」と大日如来を表す「大日大聖」の尊称から、「大高」が考え出されたと見たい。「日月」は、「夜も昼も余すところなく照らす」意味があり、「世界中を照らしている偉大な不動尊」「常に守護してくれる不動尊」という大変ありがたい名である。

あるいは、キリスト教における大天使・ミカエルにあやかって、大(ダイ)てんしミ高(カゥ)エルを略したものかも知れない。

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