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2018年4月27日 (金)

川内優輝さん と 衣笠祥雄さん のこと

お二人のアスリートについて記憶に留めておきたいと思った。

まずは、マラソンの川内優輝さん(31歳)。公務員として働きながら、一人で地道に練習を繰り返し、現在の彼を築きあげた。まさに孤軍奮闘と言える人だった。

先日は、ボストンマラソンに日本選手としては君原さんに続く優勝。並み居る強豪を抑えての優勝であった。そして、「思い切り走れるのはあと10年もない。死ぬ時に後悔したくない」とプロに転向を表明した。「現状打破」が好きな言葉だそうだ。まさに“努力の人”だ。今後も引き続いて健闘してほしい。
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もう一人は、野球の衣笠祥雄さん(享年71歳)。彼の人生は、被爆地・広島と共にあった。“鉄人”と呼ばれフアンに愛された。広島カープの黄金時代を担い、連続試合出場の記録(2215試合)も打ち立てた。「はだしのゲン」の作者で故中沢啓治さんは、「広島カープ誕生者物語」を書き、大の広島ファンだった。

大変心の優しい人だったらしい。「死球を受けても相手を威圧することなく、闘争心をもって戦う中では珍しいタイプの選手だった」と、王貞治さんが語っている。広島の後輩だった人たちも、「本当に優しい人だった」と口をそろえる。「江夏の21球」は今でも語り草になっている。この時、衣笠さんの思いやりのある言葉が江夏さんを励まし、広島を優勝に導いたそうだ。私はこの隠れた話を先日、新聞を読んで初めて知った。
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川内さん、衣笠さん、このお二人に共通するのは、地道なその道の“求道者”としての姿である、と思った。

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