新しい著作:人間の身の丈にあった経済活動を進めると共に、人間的な生活を取り戻すために
昨年5月頃から書き始めた新しい本の最終原稿を出版社に提出して、ほっとしたところです。
本の内容は、「小さな、細やかな、社会・組織」の必要性を訴えたもので、文明論者・シューマッハーが1973年に出版した著書「スモール・イズ・ビューティフル(Small is Beautiful)にヒントを得て書いたものです。タイトルは未定ですが、“小さな、細やかな、社会・組織こそ、尊ぶべき”という趣旨の本です。...
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今日、グローバル競争に勝つために、我が国も含めて、各国は限りない成長戦略をとり、技術革新にやっきになっています。そのため、短期的な利益を追求する国家の政策の下、社会の歪みがさほど改善されず、富の追求には熱心だが、他者への敬意と思いやりが十分には醸成されていない世の中になっています。
本書はこのような問題を克服するには、人間の身の丈にあった経済活動を進めると共に、人間的な生活を取り戻す必要性を強調したものです。
事例として、小さくても異彩を放っている小さな国々、地域で自立自生して輝いている市町村、“公”の心を持って地道に活躍されている集団や個人の方々、日本文化に魅せられて日本に在住している外国人の方々、を挙げました。
今後、出版社における校正作業などを経て、出版は今年、9月頃の予定です。アマゾンから発売されます。
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(注)本書は、前著「伝えたい細やかな日本のモノづくりの心~日本独特の風土・歴史・文化の中で醸成された誇るべきモノづくり文化~」(アマゾンで発売中)で述べた “小さなもの、細やかなもの”への共感を、“モノづくり”にとどまらず、更に、社会的、組織的な側面にも拡張して書いたものです。
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