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2018年5月

2018年5月24日 (木)

ウツギの花=卯の花

今の季節、ウツギの白い可憐な花が見られます。
ウツギの由来は、この木の幹がうつろ(空)であることから「空木」という名が付いたと言われています。また別名、「卯の花」と呼ばれています。卯月に咲く花だから卯の花というのか、卯の花の咲く月だから卯月というのかは定かでないらしいです。

  名前の由来はさておき、卯の花は古来より詩歌に詠われてきました。万葉集でも卯の花は24首詠まれており、その内、18首はホトトギス(時鳥)とともに詠まれています。 西行や芭蕉、子規にも卯の花について詠んだ和歌や俳句があります。

卯の花と言えば懐かしい歌があります。
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   佐々木信綱作詞、小山作之助作曲「夏は来ぬ」です。

     卯の花の匂う垣根に
    ほととぎす早も来鳴きて
    忍び音もらす夏は来ぬ  

古代の万葉人は鳥を呼ぶために卯の花を家の垣根にしたようです。
「匂う」は、現在の匂うという意味でなく、「美しく目に映じる」という意味だそうです。「忍び音」は、ウグイスの初音と同じように、ホトトギスの初音は「忍び音」と呼び、春先のホトトギスはまだ鳴き声に自信がないから「忍び音」ということのようです。

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不誠実な政権

安倍首相はどこまで嘘を言い続けるのでしようか。今、我が国において、安倍政権の不正を糺すことは、まず何よりも必要なことです。アメフトの日大と同じで、組織のトップを辞めさせない限り、事態の解決はあり得ません。

森友、加計など、たとえ関与がなくとも、友人に便宜を図って、国家財政に損失を与えたことには、異論がないはずです。...

リーダーの周辺に 忖度が起こる時、そのリーダーは社会にとって危険な存在です。忖度はやまず、不祥事は限りなく続きます。

下記は、立憲民主党の杉尾ひでや さんのフェイスブックでのコメントです。

杉尾 ひでや

愛媛県の資料を精査しました。一連の文書は実際に聞いた人間でないと書けない詳細なもので、記載された日程や内容もこれまで明らかになっている事実関係と齟齬をきたすものはありません。あとは加計学園側が意図的に虚偽の説明をした可能性だけです。この文書を読む限りでは、首相と加計理事長の会食が一連の動きの出発点になったと見られます。

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2018年5月22日 (火)

恵心僧都・源信の妹さん(安養の尼)の話

あの有名な『往生要集』の著者である恵心僧都・源信の妹さん(安養の尼)の話、感激させられます。Yuzu Ponzさんの記事をシェアさせて頂きました。

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ところで、その『往生要集』に、「足(た)ることを知らば貧(ひん)といへども富(ふ)と名づくべし、財ありとも欲多ければこれを貧と名づく。」という文言があります。
このような “清貧な生き方を願望する文化”は、日本にまだ根強く残っています。安倍政権の下、日本社会は道徳的に劣化の一途を辿っていますが、この流れを早く断ち切り、清貧な生き方を願望する文化を失なわずに維持し続けていきたいものです。

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<Yuzu Ponzさんの記事>

鎌倉時代の古今著聞集に、安養の尼が出てきます。
源信の妹尼、秀れた女性です。
ある夜、強盗に押し入られ身ぐるみ剥がされ、全てのものを奪われ、畳も襖も何もかも強奪されました。
側でやはり隠遁していた妹の尼が駆けつけた時、安養の尼は裸の上に筵を被って座っていました。
...
強盗たちは、一枚の単の着物だけを落として行きました。
安養の尼は、妹尼に命じて、その単の着物すら強盗に渡してやれ、まだそんな遠くまで逃げてないだろうと。

妹尼は強盗を追いかけ、これもお持ちなされと手渡しました。

すると。。。強盗たちはうなだれ改悛。
申し訳ないことをしました、と。
謝罪した上で、全てを安養の尼の元に返しに来ました。
赦すという営みの気高さ。
胸を衝かれました。

安養の尼のように、私も生きたい。
負のループを断ち切る慈愛。赦し。
 
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オーストラリアからの友人Jさんを寺社へ案内

今週の火曜日からの2日間、オーストラリアからの友人、Jannさんを迎え、家内と共に過ごしました。Jann さんは、日本の文化や日本の古くからの宗教的信仰について研究されている研究者であり、エコロジーの専門家でもあります。ここ数年、日本の各地を旅されており、この度、大阪にも来られることになり、彼女が興味をもっておられるところを案内しました。

訪れたのは、泉佐野にある犬鳴山七宝龍寺、箕面の龍安寺、豊中市の服部天神宮、大阪阿倍野の安部晴明神社、大阪天王寺の四天王寺です。

犬鳴山七宝龍寺を訪れるのは私も初めてでした。役行者が開山したと言われるこの寺は、山深いところにあり、倶利伽羅大龍不動明王を本尊とする神秘的な雰囲気が漂うところです。バス停から歩いて50分位のところに本堂があり、本堂の近くには行者の滝がありました。その激しさと美しさに感動を覚えました。

安倍晴明神社は、晴明が生まれた伝えられるところで、安倍晴明と狐の像、狐である晴明の母の葛の葉の碑などがあり、伝説とは言え、晴明が平安時代に式神を操り悪鬼や怨霊を退治した時代に思いを馳せました。

For 2 days this week I have been visiting some Temples and Shrines in Osaka with my wife to guide Jann-san, a friend of mine from Australia. Jann-san is a researcher for Japanese culture and Japanese religious belief and ecologist.
The Temples and Shrines we visited are: Inunaki-san/Shipporyuji Temple, Ryuanji Temple, Hattori Tenjin shrine, Abeno-seimei shrine, Shitenoji Temple,

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2018年5月 7日 (月)

4月終盤から5月の初めにかけて

今年の4月終盤から5月の初めにかけて、フィリピンからの女子学生、チェズさんを自宅に招くことから始まりました。家内の家庭料理を大変喜んでもらい家内も大満足でした。その後、それぞれの国の文化のことをお互いに紹介したり、チェズさんへ日本語の面白さを説明するなどして、楽しく一日を過ごしました。

5月の初めには、家内の父母の供養のため、京都・西本願寺を訪れました。休日のためか、供養に訪れる人は比較的少なかったように思いました。帰途、京都の高島屋で開催されている、与勇輝(あたえゆうき)展を観て来ました。この人のことは今まで知らなかったのですが、先日テレビを観ていて、この人がつくる人情味のある創作人形に感銘を受け、このような素晴らしい芸術家がいるのだなあと思って、一度見てみようと思った次第です。

与氏の人形は、人形に命が吹き込まれ、魂が宿ったかのような存在感を呈し、安らぎを与えてくれます。海外でも好評を得ていて、感情を余り表面に出さない日本人の作品としては、少し珍しいと思われているそうです。今回の展覧会は、与氏が2018年にパリ展を開催し、その帰国記念の展覧会でした。開場は、観客で溢れ、女性客が9割近くも占め、大変賑わっていました。

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