アメリカ民主党が下院を制し、アメリカ社会の分断に歯止めか?
アメリカ中間選挙のことですが、民主党、共和党、どちらが勝ったかわからないと言われていますが、少なくとも言えることは、アメリカ民主党が下院を制し、憎悪と偏見を煽り、アメリカの分断を図る狂気の沙汰のトランプ政権の動きに歯止めをかけることに成功したと言えます。またアメリカ国民の多くも、分断された世を望んでいるわけでなく、アメリカの多様性を大切にする政治を望んでいるのではないかと思います。
今回の選挙では、女性候補の増加と若者の投票増加が目立った選挙でした。民主党のコルテス氏(29)が史上最年少の女性議員の1人となった他、イスラム教徒の女性や先住民族の女性が当選を果たしました。また敗れたとはいえ、民主党のオルーク氏(46)が善戦しました。未来のオバマと呼ばれ、“国境を越えているのはモノではなく人だ”と訴えました。若い世代が成長していて楽しみです。
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アメリカ共和党は元々、富裕層の人々のための政党ですが、決して今のようなことはなく、トランプ氏が現れる前は、もっと知性を兼ね備えた政党でした。アメリカ民主党がトランプ氏を、ヒトラーとの類似性をあげて攻撃していますが、全くその通りで異常な人物です。我が国の自民党はアメリカ共和党と酷似した政党ですが、自民党も、安倍氏が現れる前は、もっと知性を備え、まともな政治をする政党でした。今、日米がこのような国家主義を掲げる人物によって牛耳られていることは不幸なことですが、両国の国民が冷静に考えれば、いつまでもこのような政治が続くわけがないと思うものです。その意味で、我が国の立憲民主党には、アメリカ民主党に見倣って頑張って頂きたいものです。
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