書籍「尊ぶべきは、小さな社会と細やかな心」を出版致しました!
<書籍「尊ぶべきは、小さな社会と細やかな心」を出版致しました!>
I have
published a book titled “What have to be respected are
small society and delicate heart. ~Small is Beautiful ~ Now
the return to small and delicate society and organization is called for ~“
今から2年前に構想を始めた書籍が、幾度かの校正を経てこの度、11月半ば、出版される運びとなりました!
書籍名は、「『尊ぶべきは、小さな社会と細やかな心』~Small is Beautiful ~今、小さな、細やかな、社会・組織への回帰が叫ばれている!」( Book Trip Japan)です。オンデマンドで、定価:本体1,300円(税別)、174頁です。
書籍は、アマゾン:https://amzn.to/2PtlpUZ、楽天ブックス(三省堂):https://bit.ly/2zUqUl1
Honto:https://bit.ly/2PZ7ZiN にて発売されています。
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本書は、「“経済成長”が全てではなく、皆が支え合う社会、助け合う社会、“物”でなく“精神的なもの”を大切にする社会」の実現に願いを込めて書いたものです。本書の概要は、「アマゾン」サイトにて、“なか見検索”で知ることができます。
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この本を書くヒントとなったのは、『スモール・イズ ・ビューティフル(Small is
Beautiful)』という“シューマッハー”という文明論者が1973年に出版した書籍です。そこで述べられているのは、高度に発展した先進国の工業文明がもたらす、経済至上主義や何の反省もなく巨大化する技術を批判し、もっと人間の身の丈に合った経済活動をすべきだということです。この本は書かれてから40年ほど経っていますが、いまだ新鮮に感じられます。そこでこの本の現代版的なものを書いて見たいと思ったわけです。
読者の皆さん、特に若い皆さんに、自分の考えをしっかりと持って、“小さなもの、細やかなもの、弱いもの"に対する認識を深めて頂きたいという気持ちを込めて書きました。
尚、本書に登場頂いた人達の中に、5人のフェイスブック友だちがおられます。改めて取材にご協力頂きましたお礼を申し上げたいと思います。
下記は、アマゾンサイトで紹介されている本の内容の更なる内容です。
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本書を書く動機となったのは、経済成長が全てだということが現在普遍的に信じられ、それがあまり疑問を持たれることなく、西欧技術文明がもたらした技術の発展に盲目的に従い、富を求めて走り続ける世界や日本の状況に違和感をもったことです。短期的な利益を追求する国家の政策の下、社会の歪み、すなわち社会的不平等や経済的不平等、不正義などがさほど改善されず、富の追求には熱心ですが、他者への敬意と思いやりが十分には醸成されていないようです。
そこで、経済成長が全てではなく、それとは別の道があってもいいのではないかと思ったわけです。その別の道というのが“小さなもの、細やかなもの"をもっと大切にする道です。経済成長をやみくもに追い求めるのではなく、経済成長はほどほどにして、物ではなく精神的なものを求めることに重点を移していく生き方です。このことをご理解頂くために、国家、地域・市町村、組織・集団・個人などの、社会的・組織的な側面に焦点を当てて、それぞれの領域で、具体的に例を挙げて説明させて頂きました。
ところで私は、2016年5月に『伝えたい細やかな日本のモノづくりの心
~日本独特の風土・歴史・文化の中で醸成された誇るべきモノづくり文化~』(ギャラクシーブックス)を出版しました。この本は、日本の“細やかなモノづくりの心"を追求してみたいという気持ちから書こうと思い立ったもので、私自身の“小さなもの、細やかなもの"についての強い共感が源となっています。それで、この“小さなもの、細やかなもの"への共感を、“モノづくり"にとどまらず、更に、社会的、組織的な側面にも拡張して書いてみようと思い立ったわけです。
この本を書くヒントとなったのは、佐伯啓思氏の「異論のススメ ~スモール・イズ・ビューティフル 今こそ問われる成長の『質』~」(朝日新聞)という記事です。この記事を読んでこれこそ私が感じていることと同じだと思いました。『スモール・イズ ・ビューティフル(Small is Beautiful)』はシューマッハーという文明論者が1973年に出版したもので、そこで述べられているのは、高度に発展した先進国の工業文明がもたらす、経済至上主義や何の反省もなく巨大化する技術を批判し、もっと人間の身の丈に合った経済活動をすべきだということです。この本は書かれてから40年ほど経っていますが、いまだ新鮮に感じられます。
そこで、この本の現代版的なものを書いてみたいという衝動に駆られたわけです。読者の皆さん、特に若い皆さんには、この本を読んで是非“小さなもの、細やかなもの、弱いもの"に対する認識を深めて頂き、グローバル化が進むこの世界で、経済至上主義や何の反省もなく巨大化する技術を前にしても、冷静に判断し、人間の身の丈に合った経済活動を始めとする諸活動を進めていくことに少しでも共感して頂くことを希望します。
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