“子ども食堂”の名付け親・近藤博子さん:『尊ぶべきは、小さな社会と細やかな心~Small is Beautiful~』
<“子ども食堂”の名付け親・近藤博子さん>
先月出版した、『尊ぶべきは、小さな社会と細やかな心~Small is
Beautiful~』の第6章「組織・集団・個人」~“小さなもの(細やかなもの、弱いもの)”が輝いている事例(3)~で、“子ども食堂”を経営されている近藤博子さんを、五人の方々の一人として取り上げさせて頂きました。
近藤さんは、東京都大田区で、こども食堂「気まぐれ八百屋だんだん」を運営されています。今、全国で6人に1人の子どもが、経済的な事情などにより家庭で十分な食事がとれなくなっていると伝えられており、各地で、有志の方々により“子ども食堂”が開設されていますが、この“子ども食堂”の名付け親こそが近藤博子さんです!
本書では、彼女が“子ども食堂”を開くに至った契機や、子ども食堂運営の苦労話などを記させて頂きました。“子ども食堂”で大切なのは、「貧困の子どもに限定せず来てもらうこと」「子どもに限定しないこと」だそうです。もっともなことだと私も思いました。
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近藤さんのことは、朝日新聞などの記事で知って、取材を申し込みました。当初、「私なんかを掲載頂いてもいいのですか」と大層謙遜されてお話しされていたことが今でも印象に残っています。
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本書は、アマゾン、他で販売されています。
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尚、本書は、シューマッハー著『スモール・イズ ・ビューティフル(Small is
Beautiful)』(1973年出版)にヒントを得て出版したものです。そこで述べられているのは、高度に発展した先進国の工業文明がもたらす、経済至上主義や何の反省もなく巨大化する技術を批判し、もっと人間の身の丈に合った経済活動をすべきだということです。今の時代にも通じるものがあります。
(写真一部修正)
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