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2018年12月

2018年12月27日 (木)

“子ども食堂”の名付け親・近藤博子さん:『尊ぶべきは、小さな社会と細やかな心~Small is Beautiful~』

<“子ども食堂”の名付け親・近藤博子さん>

先月出版した、『尊ぶべきは、小さな社会と細やかな心~Small is Beautiful~』の第6章「組織・集団・個人」~“小さなもの(細やかなもの、弱いもの)”が輝いている事例(3)~で、“子ども食堂”を経営されている近藤博子さんを、五人の方々の一人として取り上げさせて頂きました。

近藤さんは、東京都大田区で、こども食堂「気まぐれ八百屋だんだん」を運営されています。今、全国で6人に1人の子どもが、経済的な事情などにより家庭で十分な食事がとれなくなっていると伝えられており、各地で、有志の方々により“子ども食堂”が開設されていますが、この“子ども食堂”の名付け親こそが近藤博子さんです!

本書では、彼女が“子ども食堂”を開くに至った契機や、子ども食堂運営の苦労話などを記させて頂きました。“子ども食堂”で大切なのは、「貧困の子どもに限定せず来てもらうこと」「子どもに限定しないこと」だそうです。もっともなことだと私も思いました。

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近藤さんのことは、朝日新聞などの記事で知って、取材を申し込みました。当初、「私なんかを掲載頂いてもいいのですか」と大層謙遜されてお話しされていたことが今でも印象に残っています。

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 本書は、アマゾン、他で販売されています。

https://amzn.to/2PtlpUZ

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尚、本書は、シューマッハー著『スモール・イズ ・ビューティフル(Small is Beautiful)』(1973年出版)にヒントを得て出版したものです。そこで述べられているのは、高度に発展した先進国の工業文明がもたらす、経済至上主義や何の反省もなく巨大化する技術を批判し、もっと人間の身の丈に合った経済活動をすべきだということです。今の時代にも通じるものがあります。
(写真一部修正)

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2018年12月23日 (日)

島根県・海士町/長野県・売木村/岡山県・真庭市/広島県・庄原市 『尊ぶべきは、小さな社会と細やかな心~Small is Beautiful~』

<島根県・海士町/長野県・売木村/岡山県・真庭市/広島県・庄原市>

先月出版した、『尊ぶべきは、小さな社会と細やかな心~Small is Beautiful~』の第5章「地域・市町村」では、次の4つの市町村を取り上げ、このグローバル化の時代でも、独自性を維持し、元気にされている様子を取材させて頂きました!!

1)島根県・海士町

 海士町は、大胆な行政改革により独自の町づくりと新規の産業に成功し、人口減少に歯止めをかけたことで知られています。先日、山内道雄、元町長様より、「海士町のことを本書で採り上げ、紹介して頂いてありがとうございます」という、ご丁寧なお電話を頂きました。山内様は、ついこの間町長を勇退されましたが、引き続いて県外からの視察団への対応などで、お忙しくされ、海士町のより一層の発展にご尽力されています。山内様の遺産はしっかりと海士町に引き継がれています。

2)長野県・売木村

 6年前にこの村に、地域おこし協力隊として移り住んで活躍されている能見奈津子さんを紹介させて頂き、なぜ彼女が都会の生活に見切りをつけてこの村で頑張っているかについて記させて頂きました。能見様にはご自身のフェイスブックで本書を紹介頂いています。

3)岡山県・真庭市

バイオマスで地産地消を目指して頑張っておられる元気な地方都市の例として紹介させて頂きました。

4)広島県・庄原市

 過疎を逆手に取り、自生文化(その地域にある文化遺産)の利用で町を活性化されている例として紹介させて頂きました。

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本書は、アマゾン、他で販売されています。https://amzn.to/2PtlpUZ

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尚、本書は、シューマッハー著『スモール・イズ ・ビューティフル(Small is Beautiful)』(1973年出版)にヒントを得て出版したものです。そこで述べられているのは、高度に発展した先進国の工業文明がもたらす、経済至上主義や何の反省もなく巨大化する技術を批判し、もっと人間の身の丈に合った経済活動をすべきだということです。今の時代にも通じるものがあります。

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2018年12月20日 (木)

ローラさんが18日、自身のインスタグラムで、米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設工事を止めるよう求める嘆願書に賛同する署名を呼びかけ!

普通の人間的感覚(喜怒哀楽)をもっている人ならば、誰しもそのように思うだろうというようなことを、タレントのローラさん(28)が18日、自身のインスタグラムで、勇気をもってアクションしてくれました! 嬉しいことです!

米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設工事を止めるよう求める嘆願書に賛同する署名を呼びかけてくれたことです
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ローラさんのような芸能人やアーチストの動きによって、若い人たちが、現政権の詭弁に弄されず、政治的意識が正しい方向に向ってくれることを期待したいです...
(アメリカのTaylor Swiftさんや日本の安室奈美恵さんに続く、勇気ある動きです)

ローラさんは次のように訴えています:

「みんなで沖縄をまもろう! たくさんの人のサインが必要なんだ」「美しい沖縄の埋め立てをみんなの声が集まれば止めることができるかもしれないの。名前とアドレスを登録するだけでできちゃうから、ホワイトハウスにこの声を届けよう」と。

Stop the landfill of Henoko / Oura Bay until a referendum can be held in Okinawa

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2018年12月15日 (土)

川瀬 巴水(かわせ はすい)の版画の魅力

TVを観ていて、川瀬 巴水という人を初めて知った。
彼は、“昭和の広重”と呼ばれた。代表作は『東京20景』。
現代社会で失われつつある、何でもない普通の村里などの風景と共に、人々の生活や感情を描いている。郷愁を感じさせてくれる絵だ!
Kawase Hasui is a woodblock print artist in Taisho-Showa era....
He was called as "Hiroshige(広重) of Showa" and left many works depicting Japanese rural landscape with people's life and emotion.
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明治16年生れ。日本の大正・昭和期の浮世絵師、版画家である。衰退した日本の浮世絵版画を復興すべく労を尽くした人物として知られる。日本各地を旅行し旅先で写生した絵を原画とした版画作品を数多く発表、日本的な美しい風景を叙情豊かに表現し「旅情詩人」「旅の版画家」「昭和の広重」などと呼ばれる。
アメリカの鑑定家ロバート・ミューラーの紹介によって欧米で広く知られ、国内よりもむしろ海外での評価が高く、浮世絵師の葛飾北斎・歌川広重等と並び称される程の人気がある。
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2018年12月12日 (水)

お二人のような方こそ、ノーベル平和賞に値します!

ナディア・ムラドさん:
  一緒に声を上げましょう。暴力にNo  平和にYes !!

デニ・ムクウェゲさん:
  人道への罪 明らかにする。真実述べる勇気を持とう!!...
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お二人のような方こそ、ノーベル平和賞に値します!!

 
asahi.com
ノーベル平和賞の授賞式で10日、イラクのヤジディ教徒ナディア・ムラドさん(25)と、コンゴ民主共和国のデニ・ムクウェゲ医師(63)が講演し、今も続く性暴力やマイノリティー(少数派)迫害に対する国際社...

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フランスのデモに学ぶ

髙﨑順子さんのレポートは、今回のフランスでのデモの核心をとらえていると思いました。

日本で伝えられているデモの様子とは非常に異なっています。まさに国民の正当な権利を行使しており、暴徒化しているのは極く一部の人間で、街の商店などへの破壊を望んでおらず、正当で整然としたデモについては、多くの国民は好意的な意見を投げかけているということです。フランス革命で得られた自由・平等・友愛の共和国理念の下に、議論と対話を重視し、話を聞かない相手に耳を傾けさせる手段の一つとして「デモ」を使用しているようです。そして政権側も、一方的にデモを抑圧するのではなく、譲歩の動きを示しているところに、日本との違い(特に安倍政権下の独裁政治との違い)を感じますね。
このフランスの民主的デモが、極右及び極左の国家主義者に利用されないことを祈っています!

gendai.ismedia.jp
フランス全土で今、デモの嵐が巻き起こっている。いったいどういうことか――。

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フェイスブックの功罪

朝日新聞『GLOVE』に、「フェイスブックは民主主義を壊すのか」という記事が掲載されていた。

これによると、フェイスブックは2004年に生まれ、当初は2011年の「アラブの春」で若者たちを結びつけ、民主主義を世界に広めたが、近年、今や情報操作や監視に使われる負の側面も見せ始め、民主主義を揺るがしているという。
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その例が、カンボジアで30年にわたる独裁政治を敷き、反対党を弾圧し、親中国の立場を鮮明にした政治を行っているフン・セン首相である。彼は、自らの日常をフェイスブック(FB)で“美しく”伝え、何も知らずに写真やコメントを眺めれば、国民のために良い政治を行っているように見える。

多い時は数千個単位の「いいね」が付いているという。この「いいね」の多くは国外からの偽の「いいね」であるという。「いいね」を売る市場がインドなどにあり、これらの市場から大量の「いいね」を買っているという。

世論調査がないカンボジアでは、「いいね」は支持率と同じ。偽りの「いいね」で国民を欺いているのだ。このように独裁者がFBを上手く操ると恐ろしい。FBが独裁者(左右の国家主義者)の手で自由に使われないようにしなければならない。中国ではFBは禁止され、国家による思想統制が厳しく実施され、政権に不都合なことが覆い隠されている。アメリカでもトランプ政権が不都合な事実を隠そうとしている。

我が国においても、“不都合な真実”を伝えないようにする動きが現政権の下で既に始まっていることにも国民は注視すべきである。

 
自動代替テキストはありません。

 

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