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2018年12月12日 (水)

フェイスブックの功罪

朝日新聞『GLOVE』に、「フェイスブックは民主主義を壊すのか」という記事が掲載されていた。

これによると、フェイスブックは2004年に生まれ、当初は2011年の「アラブの春」で若者たちを結びつけ、民主主義を世界に広めたが、近年、今や情報操作や監視に使われる負の側面も見せ始め、民主主義を揺るがしているという。
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その例が、カンボジアで30年にわたる独裁政治を敷き、反対党を弾圧し、親中国の立場を鮮明にした政治を行っているフン・セン首相である。彼は、自らの日常をフェイスブック(FB)で“美しく”伝え、何も知らずに写真やコメントを眺めれば、国民のために良い政治を行っているように見える。

多い時は数千個単位の「いいね」が付いているという。この「いいね」の多くは国外からの偽の「いいね」であるという。「いいね」を売る市場がインドなどにあり、これらの市場から大量の「いいね」を買っているという。

世論調査がないカンボジアでは、「いいね」は支持率と同じ。偽りの「いいね」で国民を欺いているのだ。このように独裁者がFBを上手く操ると恐ろしい。FBが独裁者(左右の国家主義者)の手で自由に使われないようにしなければならない。中国ではFBは禁止され、国家による思想統制が厳しく実施され、政権に不都合なことが覆い隠されている。アメリカでもトランプ政権が不都合な事実を隠そうとしている。

我が国においても、“不都合な真実”を伝えないようにする動きが現政権の下で既に始まっていることにも国民は注視すべきである。

 
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