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2019年7月

2019年7月31日 (水)

「朴の木」

今住んでいる箕面で、山歩きを始めた頃、こんなに大きな葉を持つ木があるんだと、驚いたものだ。朴の木(ホオノキ)のことである。落ち葉も大きく目立つため、直ぐにそれだと分かる。朴の木は、日本特産の落葉高木で全国各地の山に自生している。樹高20~30m、幹は径1~1.5m。その葉は大きいもので、長さ40cmにもなる。花は淡黄色で5~6月頃、高い梢の葉の中央に上向きに咲く。

その大きな葉は「ホオバ」と呼ばれ、古代には食器の代わりに用いられた。別名「ホオガシワ(朴柏)」の「ホオ」は「包(ほお)う」から。また、古代は「カシバ(炊し葉)」と呼ばれ、それが「カシワ」となった。当時の「カシワ」とは食物を盛る葉の総称である。

大伴家持が旅先で見かけた朴の木の葉で、天皇の祖先の御代に思いを馳せながら、お酒を飲んでいる風景を歌った万葉集の句がある

「皇神祖の 遠御代御代は  い布き折り  酒飲みきといふそ このほほがしは」
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現在でも、葉は芳香があり、殺菌作用があるため食材を包んで、朴葉寿司、朴葉餅などに使われる。また、落ち葉となった後も、比較的火に強いため味噌や他の食材をのせて焼く朴葉味噌、朴葉焼きといった郷土料理の材料として利用される。飛騨高山地方の郷土料理「朴葉みそ」「朴葉寿司」などは有名である。奈良県吉野の名物、「柿の葉寿司」の元祖は「朴葉寿司」だという。最近は村おこしも兼ねて、道の駅などで「朴葉寿司」が販売されているようである。新芽時期の5~6月が最も香りがよく美味しいそうだ。しかも朴葉の防腐作用で日持ちするので重宝されている。
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朴の木は、食用以外にも使われている。材が堅いので下駄の歯(朴歯下駄)などの細工物に使われる。また、水に強く手触りが良いため、和包丁の柄やまな板に利用されたり、ヤニが少なく加工しやすい為、日本刀の鞘にも用いられる。

我々の祖先は、自然の恵みを上手く利用したものだとつくづく思う。 

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2019年7月29日 (月)

「立憲民主党」と「れいわ新選組」との連携に期待

朝日新聞の記事によると、先日の参議院選挙で「れいわ新選組」を支持したある名古屋市に住む50代の男性会社員は、山本太郎氏の街頭演説での言葉に惹きつけられたと言う。

「あなたの生活が苦しいのは、あなたのせいにされていませんか。あなたが役に立たないからとか、あなたが勉強してこなかったからだとか。冗談じゃない」「自信を奪われているじゃないですか、みんな」「自己責任? 違う。国がやるべき投資をやってこなかったからだ

山本氏の言葉を聞くうち、涙が溢れてきた。生活が苦しいのは自己責任と感じていたが、山本氏はそれを強く否定してくれたからだ。
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また、東海地方の小学生の娘と暮らすシングルマザーの30代の女性は、「働いても、働いても、苦しい。死にたいと思ったことは何度もある」と言う。インターネットの演説動画で山本氏が、

「死にたくなるような世の中、やめたいですよね」と話しているのを聞いて「よくぞ言ってくれた。自分たちのぶつけようのない怒り、辛さを発信してくれている。政治家にこんな人がいるとは思わなかった」と。当然ながら山本氏に一票を投じた。
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いずれの例も、安倍政権の新自由主義政策の下、国がやるべきことをやらないで、社会的弱者を自己責任だと冷たく突き放す態度を、山本太郎氏が分かりやすく、「それは間違った態度だ」と説明した言葉に共鳴された方の感想である。
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添付資料「安倍一強に対抗 共闘への道」で、三牧聖子氏は、「れいわ新選組」と「立憲民主党」との戦略的互恵関係の可能性について、アメリカ民主党内で、バーニー・サンダース氏とヒラリークリントン氏との連携が成功した例をあげて、上手くいくのではないかと話されているが、是非このような連携の動きが、「れいわ新選組」と「立憲民主党」双方から出て来ることを期待したい。

即ち、山本太郎氏は民衆のリアルな要求を政治に届け、立憲民主党は健全な成長や公正な分配を巡る国民的合意を構築するという両者の役割分担で、裾野の広い支持基盤を共同で作って、安倍政治を終焉させて欲しいと願うものである。
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2019年7月24日 (水)

参議院選挙・大阪

梅雨が終わり、本格的な夏が少し遅れてやって来ました。近くを散歩すると栗や柿の木に、青い実が付き始め、秋の兆しも僅かに垣間見ることができます。
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7月初めより始まった参議院選挙が終わり、世の中は静けさを取り戻したようです。今回の選挙では私もツイッターなどで応援させて頂きましたが、期待した程の大きな変化もなく過ぎ去ったという感じで、虚脱感を感じています。

それでも、安倍首相が国民の支持を得たと強がり談話を発表していますが、結果はそうではなく、自民党はかなりの議席を減らし、立憲民主党は逆に議席を若干増やし、“れいわ”もレビューしました。そして、何よりも大切な点は、自公維の改憲勢力が2/3を割ったことです。

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私が住む大阪とお隣の兵庫では、今回の選挙で期待された、立憲民主党候補の亀石倫子さんと安田真理さんが、当選できなかったことは大変ショックでした。大阪と兵庫は、安倍政治を支える自民・公明・維新の、いわゆる“改憲勢力”が全国的に見ても異常に大きな割合を占めています。

何と、今回の選挙でも、自民・公明・維新の合計得票数に対する野党連合(立憲・国民・共産・社民・れいわ)の合計得票数の割合は、大阪:34%、兵庫:38% で、安倍首相の地元・山口県における最低値31%に次ぐ低さなのです。全国平均は約6570%、最高は寺田静さんが勝利した秋田県の110%です。

このように全体で見ると、野党連合はかなりの得票を得ているのです。次の衆議院選挙で、選挙協力を上手くすると、安倍政治に十分な打撃を与えることができます。
大阪や兵庫で維新の党が強いのは、多分にこの党の右翼国家主義的本質(カジノ招致、間違った国家主義的愛国教育を鼓舞、徴兵制に繋がる憲法の変更に熱心など)を皆さんが、理解していないからではないかと思います。維新の党は、今はこのような政策を積極的には表に出していないのです。今後、この“維新の会”の実像を明らかにしていくことが大切です!

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2019年7月19日 (金)

自民党の良心・後藤田正晴さんが安倍氏について語ったこと

後藤田正晴さんが言われたことは、安倍首相の言動を見ているとよく分かります。
何故自民党はこんな品格と品性のない人物を総裁に選んだのでしようね?
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安倍首相は、岸、森、小泉首相の系統を継ぐ、現憲法を敵視し国家主義を志向する自民党傍流なのです。一方、吉田、池田、石橋、田中首相の系統を継ぐ現憲法を尊重する自民党主流があります。今後、主流派が主導権を取り安倍政権を退陣させなければ、日本の未来はありません。
自民党の良識ある人たちは黙っていないで、安倍首相を諌めて欲しいものです。

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2019年7月14日 (日)

「侘び寂び」の真の意味

日本の精神文化を代表する言葉に「侘び寂び」という言葉があります。私はこの言葉を何となく漠然として理解しているつもりですが、他の人(特に外国の人)に自信を持って説明することが出来ません。そこで、この言葉について明確に分かりやすく説明している書物がないかと思い、探していたところ、森神逍遥著『侘び然び幽玄のこころ』に出会いました。

そもそも森神氏がこの本を書いたのは、日本人でありながら「侘び寂び幽玄」を理解している人が殆んどいない、何とか皆に知ってもらいたい、という思いからだそうです。この本は難解でしたが、森本氏が言わんといていることが理解できたように思います。
The word, Wabi(侘び) and Sabi(寂び) are indicative of Japanese spiritual culture. However, the definition of these words is ambiguous and so have not been understood well. I found a suitable book which ...explains it well.

ところで、本書では「寂び」に、「然び」という字を当てています。これは「寂び」では「侘び」との意味の差があまりなく、また特定の概念に縛られてしまうおそれがあるからです。
本書で、森本氏の述べていることはほぼ次のようです:
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「侘び」は貧困から出てくる概念であり、その貧困性の中にある枯淡の趣を見出すことで生まれてきた美意識である。我が国には「清貧」という言葉があるが、これこそが「侘び」を最も的確に表現するものの一つである。この「清貧」という言葉には、貧しくとも心豊かに、清廉潔白に生きる姿が思い描かれている。この“清貧”の裏に、苦悩なりの実態がありながらも、それをおくびにも出さぬ姿である。その奥には万物に対する深い惻隠憐憫の情が隠されている。

これに対し、「然び」は、古めかしい、老いてゆく、閑寂さなどから出てくる美意識であり、内側から価値あるものが滲み出る意味(金属が錆びるの意味合い)で、また寂しいの「寂び」でもあるとしている。ただ、この「然び」に後世“渋み”の意味が加味されることにより、この概念は美意識となって文化人を魅了するようになるが、実はこの概念こそが、「侘び然び」を低次元なものに引き落とすことになった。
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“自然によって生かされている”と考える日本人の運命論者的精神的背景、すなわち「諦観の人生観」は、仏教の無常観や禅の空の思想の影響を受け、「侘び然び」観を生み出した。この「侘び然び」は室町時代に確立された様であるが、「侘び」は武士が作り出し、「然び」は武士社会の出現後、脇役となった貴族が自らの誇りを示さんと確立した哲学たる美意識である。

人物に関しては、俳諧を確立した松尾芭蕉には高い評価を与えているが、茶道を確立したと言われる利休には、「然び」の演出ばかりにこだわって“あまり侘びていない”と、秀吉が朝顔の花を見に、利休の庭を訪れた時の話を例にあげて説明し、辛い評価を与えている。

日本人の侘び然びの感覚というのは、我が国に住む全員に少なからず宿っている精神であり、そのことは、東日本大震災の時の被災者の方々の秩序正しい振る舞いなどによって証明されているとし、そのような振る舞いが出来る民族は世界中に日本人以外存在しないのであり、日本人は気付かないが、それは実に驚異的な精神構造である、と。
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以上、森神氏が述べられていることを記しました。
森神氏は、日本人が「侘び然び」を上手く説明できないのは、たいていの日本人が一度も知的な言葉で侘び然びについて学んだことがないからである。というのもそれを教える先生も書物もないからだ、と述べているが、なるほどと思われます。

最後になりますが、今、“日本的なもの”を紹介(日本語&英語)することを目的とした書物をいつか纏めたいと思っていますが、その中に「侘び然び」も織り込みたいと思っています。

(備考)添付したのは、「侘び寂び(然び)」のイメージに近いものの写真です。

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2019年7月 7日 (日)

参議院選挙。立憲民主党の躍進に期待しています!

参議院選挙が公示され選挙戦が始まっています。何とか我が国が良い方向に向かうような選挙結果になって欲しいものです。

私の住んでいる大阪選挙区は4人の定員に対し12人が立候補し激戦区となっています。立憲民主党からは亀井倫子さんが立候補されています。是非とも当選して頂きたいと願っています。
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先月6月28日、映画「新聞記者」が公開され、大勢の人たちが映画館に押し寄せています。この映画は、今の安倍政権下で起こっている、内閣官房と女性記者の攻防にヒントを得て作られた映画で、民主主義国家では当然とされている “言論の自由” に制限をかけようとしている安倍政権の動きを如実に描かれています。...
映画の中で一人の官僚が「この国の民主主義は形だけでいい」と呟いています。まさに今、我が国で、民主主義が形骸化し始めていることを物語っています。

アメリカのニューヨークタイムズは先日、このことを取り上げ、安倍政権下において独裁化が進行していることに懸念を表明しました。
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ところで今世界では、悲しいことに、左右の独裁主義(=国家主義=全体主義)が勢いを増しています。これは個人の自由・尊厳よりも国家の権力を重視するというもので、簡単に言えば個人の自由が殆んど認められない体制です。

このような体制の下で多くの人々は、非人間的な扱いを受け、人権が脅かされています。中国共産党独裁政権下のチベット、ウイグル、香港、そして北朝鮮、等の国々で。またアメリカブッシュ政権のイラク攻撃に端を発する、中近東からの移民増に起因する西欧諸国における極右勢力の台頭があり、西欧の中道政治が脅かされています。またアメリカでは破天荒な新自由主義者であり、レイシスト気味なトランプ大統領が幅を利かせてアメリカを混乱に陥れています。

今後、世界が中道を軸とした、リベラルな自由主義やリベラルな社会民主主義が復帰することを願っています。
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我が国も他人事のように安心しているわけにはいきません。何故ならば、安倍政権が存在するからです。戦後の自民党には大きく分けて二つの流れがあります。一つは、吉田首相に始まり池田首相、石橋首相、田中首相などと続く、憲法観、安保政策、歴史認識などにおいて、反国家主義的政策を掲げ、戦後の長い間、日本を牽引して来た良き自民党主流です。石破氏もこの系統に属します。この自民党主流は、憲法9条尊重、過去の侵略戦争批判、小国主義といったところを政策に掲げて来ました。

これに対してもう一つの自民党傍流は、安倍首相の祖父・岸首相に始まり、森首相、小泉首相、安倍首相と続く傍流(亜流)で、国家主義的傾向が強く、憲法9条を敵視し、過去の侵略戦争をある程度肯定する、いわゆる歴史修正主義者なのです。

我が国は今後、立憲民主党が勢力を拡大すると共に、自民党主流が主導権を取り戻すことが明るい日本に繋がりますので、期待したいと思います。
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とにかく安倍政権というのは異常な政権です。自分に不都合な事実を覆い隠し、嘘、ごまかし、はぐらかしにより、日本の道徳・倫理の低下を招き、我が国を荒廃させています。

安倍首相は、今回の選挙で、“政治の安定”を掲げていますが、安定とは、自分と異なる意見を封じ込め、独裁による安定を目指すということでしょう。安倍首相は、自民党の中でも、特に右翼国家主義的色が強い政治家なのです。

若い人たちは、このことをもっと認識すべきです。彼は、安全保障関連法、特定機密保護法、共謀罪法、働き方法、カジノ法、等々、国家主義的政策を次から次へ成立させました。憲法に関しては、本来憲法は権力者に制約をかけるものであるのに、自らが主導して、日本を戦争のできる国に変え、若者を戦場に送ろうとしています。かつての良識ある自民党の重鎮・後藤田氏の言葉(写真)をご覧ください。

最近では、吉本などの芸能人をうまく利用して、またSNSを使って、若者への接近を図っています。これにより若者の間での自民党支持率が比較的高くなっているのが気になります。
最後に、維新の党のことですが、この党の本質は、安倍政権とよく似た、国家主義的性格を帯びた集団です。この党の勢力が強くなると、安倍政権の改憲に手を貸すことになり、注意が必要です。

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2019年7月 2日 (火)

日本人は雨にまつわる歌が好きだ

私が住んでいる近畿地方もようやく数日前から梅雨の季節に入った。この季節には紫陽花の花がやはりよく似合う。またこの時期、凌霄花(ノウゼンカズラ)が梅雨の合間に、青空を背景として咲いている姿も美しい。

さて雨のことだが、日本は地理的・環境的に温帯湿潤気候の中にあり、雨に恵まれた生活を送って来た。雨が降らない時には、雨乞いをするなどして、自然の摂理を受け入れて来た。そのような生活の中で、日本人は様々な雨の違いを敏感に感じ取り言葉にした。・・・篠突く雨、慈雨、小雨、涙雨、狐の嫁入り、陰雨、等々。
The rainy season has begun at last in the Kinki district. The Japanese people like a song of rain or evening twilight. I think it results from the sentimentalism of pathos or “Wabi and Sabi “
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日本人は雨に関する歌が好きである。
先日、TVのBS番組で雨にまつわる歌の特集があり紹介されていた。
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アカシアの雨がやむとき(西田佐知子)、雨が止んだら(朝丘夢路)、氷雨(日野美歌)、雨の慕情(八代亜紀)、雨宿り(さだまさし)、雨(三善英史)、冷たい雨(山本潤子)、他国の雨(島倉千代子)、どうぞこのまま(丸山圭子)等々、沢山の雨にまつわる歌があり、人気があり、口ずさまれて来た。
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日本では、雨は集中豪雨など時には大きな被害をもたらすが、日本人は基本的に雨が嫌いではない。好きなのだ。特に、しとしとと長く降る雨などに、“もののあわれ”、現代語では“ものかなしさ”を感じる。この感情は、“いのちのはかなさ”に触れて感じる悲哀の情に連なる感動と言える。
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日本人は雨の他にも夕暮の光景などにも“もののあわれ”を感じる。三夕の歌として知られる歌の1つに藤原定家による次の歌があるが、日本人の心を形成している、“もののあわれ”や“侘び寂び”の情に繫がっているように思われる。
 「見わたせば 花も紅葉も なかりけり 浦の苫屋(とまや)の 秋の夕暮れ」

(注)最初の写真は、川瀬巴水’(かわせはすい)の版画絵。川瀬は江戸時代の葛飾北斎、安藤広重と並んで称せられている人である。

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民主化を求める香港の人々による新聞全面の意見広告

「日本および世界の主要全国紙に掲載された、民主化を求める香港の人々による新聞全面の意見広告」です!
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今世界は、左右の国家主義による独裁(左翼・中国共産党独裁政権や右翼・ファシズム)の危機に瀕しています。

日本だって現政権が続くと右翼国家主義が強まり、どんなことになるかわかりません。他人事ではないのです。

写真の説明はありません。

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