参議院選挙・大阪
梅雨が終わり、本格的な夏が少し遅れてやって来ました。近くを散歩すると栗や柿の木に、青い実が付き始め、秋の兆しも僅かに垣間見ることができます。
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7月初めより始まった参議院選挙が終わり、世の中は静けさを取り戻したようです。今回の選挙では私もツイッターなどで応援させて頂きましたが、期待した程の大きな変化もなく過ぎ去ったという感じで、虚脱感を感じています。
それでも、安倍首相が国民の支持を得たと強がり談話を発表していますが、結果はそうではなく、自民党はかなりの議席を減らし、立憲民主党は逆に議席を若干増やし、“れいわ”もレビューしました。そして、何よりも大切な点は、自公維の改憲勢力が2/3を割ったことです。
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私が住む大阪とお隣の兵庫では、今回の選挙で期待された、立憲民主党候補の亀石倫子さんと安田真理さんが、当選できなかったことは大変ショックでした。大阪と兵庫は、安倍政治を支える自民・公明・維新の、いわゆる“改憲勢力”が全国的に見ても異常に大きな割合を占めています。
何と、今回の選挙でも、自民・公明・維新の合計得票数に対する野党連合(立憲・国民・共産・社民・れいわ)の合計得票数の割合は、大阪:34%、兵庫:38% で、安倍首相の地元・山口県における最低値31%に次ぐ低さなのです。全国平均は約65~70%、最高は寺田静さんが勝利した秋田県の110%です。
このように全体で見ると、野党連合はかなりの得票を得ているのです。次の衆議院選挙で、選挙協力を上手くすると、安倍政治に十分な打撃を与えることができます。
大阪や兵庫で維新の党が強いのは、多分にこの党の右翼国家主義的本質(カジノ招致、間違った国家主義的愛国教育を鼓舞、徴兵制に繋がる憲法の変更に熱心など)を皆さんが、理解していないからではないかと思います。維新の党は、今はこのような政策を積極的には表に出していないのです。今後、この“維新の会”の実像を明らかにしていくことが大切です!
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