京都・仁和寺 観音堂
京都の仁和寺・観音堂が一般公開されていることを、BS番組で中村芝翫さんが話されているので知って、先日行って来ました。
観音堂は、2012年から6年に亘って半解体修理され、江戸時代初期に再建された当時の美しい姿が最近蘇りました。本尊に千手観音菩薩立像、脇侍として不動明王、後三世明王立像、眷属として二十八部衆、更に風神・雷神像が配されていました。威厳と迫力に満ちた様子は壮観です。
圧巻は、須弥壇を囲むように、堂内に描かれた、極彩色の障壁画です。『法華経』に基づいて、様々な姿の観音が人々を救う場面が描かれていました。壁画上段に観音菩薩のいる浄土、補陀落山が、下段には人々の生きる現世、及び六道の世界が描かれていました。当時の人々の観音信仰の強さを物語っているようです。
その他仁和寺では、金堂・経蔵も一般公開されていたので序に見てきました。
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仁和寺へは阪急嵐山駅から徒歩で渡月橋を通り、嵐電・嵐山駅へ。そこから仁和寺駅までの乗車です。当日の京都は曇り空ながら暑い一日でした。観光客は外国人がやはり大勢を占めていました。日韓関係の悪化で韓国からの旅行者が、心持少ないように感じました。残念なことです。
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