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2020年9月

2020年9月27日 (日)

今月の短歌、川柳


「年初よりコロナ猛暑に明け暮れて 
気付いて見ればこおろぎ鳴くも」

今年は年初から、コロナと長雨、猛暑に明け暮れた一年でした。時間の経つのが早く感じられました。いつの間にか蝉の声に代わって蟋蟀の声が。稲穂も頭を垂れ、間もなく収穫の時が、コスモス(秋桜)も咲き誇っています。
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「結末はみんな挙って勝ち馬へ」(石破潰し)
「大事なのはマスクに込めたメッセージ」(大坂なおみ)


安倍政治を踏襲するというアベスガ政権、これからの日本の進路について、ビジョンを語らず、チマチマしたことで国民の歓心を買うことに専念。安倍政治の負の遺産の解明には消極的。どこまで持ちこたえられるか。

伊藤詩織さん、大坂なおみ さん、TIME誌「世界で最も影響力のある100人」に選ばれる!! 大変嬉しい!!

1)伊藤詩織さんの紹介を上野千鶴子さんが執筆。
「彼女は性被害を勇敢にも告発することで、日本人女性たちに変化をもたらしました」と評価。「彼女は日本の女性たちにも#MeToo運動に加わることを後押しし、全国の女性たちが花を持って集まり、性被害の経験について語ることで、性暴力に抗議するフラワーデモにも火をつけました」とつづった。

伊藤さんの訴えにもかかわらず、事件のもみ消しを図ったのは安倍政権だ。これも安倍政治の負の遺産として正さなければならない。

2)大坂なおみ さん・・・前回の記事で紹介済み。
彼女は、警察などの暴力により命を落とした7人の黒人の名前を記したマスクを試合ごとに替え出場。試合後のインタービューで、マスクに込めたメッセージは何かと問われ、
「あなたがどんなメッセージを受け取ったのか。それの方が大事です」と答えた。

社会の不正に対して、「皆さん、ぼんやりしないで行動を起こして欲しい」という彼女の願いだ。人種差別に対して肯定的な態度を取り続けるトランプ大統領への、間接的だが、辛辣な抗議の意味が込められている。

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2020年9月19日 (土)

大坂なおみ さんの勇気ある行動

先日の全米オープンで優勝した“大坂なおみ”さんの勇気ある行為とスピーチに感動した。
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彼女は、警察などの暴力により命を落とした7人の黒人の名前を記したマスクを試合ごとに替え出場。試合後のインタービューで、マスクに込めたメッセージは何かと問われ、

「あなたがどんなメッセージを受け取ったのか。それの方が大事です」と答えた。

何と素晴らしい、哲学的な答えなのだろう!!

社会の不正に対して、「皆さん、ぼんやりしないで行動を起こして欲しい」という彼女の願いだ。人種差別に対して肯定的な態度を取り続けるトランプ大統領への、間接的だが、辛辣な抗議の意味が込められている。

彼女がSNSで呟いたメッセージも素晴らしい。
「私はアスリートである前に、一人の黒人女性です。私のテニスを見てもらうよりも、今は注目しなければならない大切な問題があると感じています」
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大坂なおみ さんの素晴らしい行動を見て、随分昔のことを思い出した。

それは、ソ連共産党独裁政権が、チェコスロバキヤの民主化運動「プラハの春」を蹂躙した時、オリンピック体操競技の優勝台で、同国の女子体操選手・チャスラフスカさんが、2位のソ連選手の国旗掲揚の時、正面を見ず、顔をそらして抗議の意思を表している画像だ。
アスリートが毅然と悪政に立ち向かう姿は美しい!!

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2020年9月13日 (日)

すき焼き(Sukiyaki)

今、日本文化の特徴的なものをまとめようとしている本(日本語&英語)の中で、日本の食文化についても記そうと思い、適当な資料を調べながら書いているが、私の不勉強で知らなかったことが多い、たとえば「すき焼き」だが、その言葉の語源などについて、新しい発見をした感じがする。下記は、「すきやき」について書いた原稿です。

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(すき焼き)

すき焼きとは、肉(主に牛肉)にネギや豆腐、白滝などと、醤油、砂糖などで調合した甘辛いタレで煮焼きし、溶き卵をつけて食べる鍋料理である。関西地方と関東地方で若干調理法が異なる。寿司や天ぷらと並んで代表的な日本料理として世界中に知られている。昭和の名曲である坂本九の「上を向いて歩こう」にも「Sukiyaki Songというタイトルが付けられ世界に知られている。

すき焼きの語源には諸説があり、そのひとつは、江戸時代に農夫たちが仕事中に腹が減ると、農具の鋤(すき)の金属部分を鉄板の代わりにして魚や豆腐を焼いて食べたことから、鋤焼(すきやき)と呼ばれるようになったという説。その他にも薄く切った肉を意味する「剥身(すきみ)」から「剥き焼き」となった説などがある。「すき焼き」とは、元々関西地方での呼び名で関東地方では「牛鍋」と呼ばれていたが、現在では一般的に「すき焼き」として親しまれている。

古来日本では肉食が公的に禁じられていたため、江戸時代の「すき焼き」も、魚に加え、こっそりと鴨や猪、鹿など、更には牛肉も食されていた。明治時代に入り、文明開化後、明治天皇が牛肉を食べたことを端緒として、牛肉が庶民の食べ物として普及し、すき焼き(関東では『牛鍋』)が流行した。1923年の関東大震災で、関東地方の「牛鍋屋」は大被害を受け、姿を消したが、これに代わって関西の「すき焼き屋」が関東へ進出したため、関西の「すき焼き」が関東に広がり、次第に関東の「牛鍋」と融合し、割りした(みりん・醤油・砂糖などを調合して作ったタレ)を使う「関東風すき焼き」が生まれた。

(備考:関東風:“割りした”を使用。関西風:“割りした”を使わない)

余談だが、牛肉を用いるすき焼きが一般的となったため、「すき」に鍋物の意味を持たせ、牛肉以外の材料を用いる時は「魚すき」「」鳥すき」「うどんすき」などと呼ばれるようになった。

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