大坂なおみ さんの勇気ある行動
先日の全米オープンで優勝した“大坂なおみ”さんの勇気ある行為とスピーチに感動した。
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彼女は、警察などの暴力により命を落とした7人の黒人の名前を記したマスクを試合ごとに替え出場。試合後のインタービューで、マスクに込めたメッセージは何かと問われ、
「あなたがどんなメッセージを受け取ったのか。それの方が大事です」と答えた。
何と素晴らしい、哲学的な答えなのだろう!!
社会の不正に対して、「皆さん、ぼんやりしないで行動を起こして欲しい」という彼女の願いだ。人種差別に対して肯定的な態度を取り続けるトランプ大統領への、間接的だが、辛辣な抗議の意味が込められている。
彼女がSNSで呟いたメッセージも素晴らしい。
「私はアスリートである前に、一人の黒人女性です。私のテニスを見てもらうよりも、今は注目しなければならない大切な問題があると感じています」
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大坂なおみ さんの素晴らしい行動を見て、随分昔のことを思い出した。
それは、ソ連共産党独裁政権が、チェコスロバキヤの民主化運動「プラハの春」を蹂躙した時、オリンピック体操競技の優勝台で、同国の女子体操選手・チャスラフスカさんが、2位のソ連選手の国旗掲揚の時、正面を見ず、顔をそらして抗議の意思を表している画像だ。
アスリートが毅然と悪政に立ち向かう姿は美しい!!
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