筒井京平さんを偲ぶ
筒井京平さん。また昭和の歌謡界を代表する偉大な作曲家がお亡くなりになった。寂しい限りである。享年80歳。50年にわたる活動の中で3000曲近くの曲を作られた。作曲作品の売り上げは、作曲家としては歴代1位だそうだ。
ブルーライト・ヨコハマ(いしだあゆみ)、また逢う日まで(尾崎紀世彦)、魅せられて(ジュディ・オング)、木綿のハンカチーフ(岩崎宏美)、雨がやんだら(朝丘雪路)、男の子女の子(郷ひろみ)、私の彼は左きき(麻丘めぐみ)などなど・・・・。
そして、アニメ番組「サザエさん」の主題歌も。
筒井京平作曲の範囲は広範囲に及んでいる。
=============
若い頃、これらの歌をよく聴き、歌ったものだ。しかしそれらが筒井京平さんの作曲によるものであることは知らなかった。・・・それはそうだろう。筒井さんは匿名性が比較的強い作曲家であると、あるところで紹介されていた。人前に出ることを好まず、私生活はベールに包まれていたという。メディアに登場することなく歌手の裏方に徹した。
歌謡曲は、万葉集、古今集など、和歌の「もののあわれの心」を引き継いで来た。「歌は世につれ、世は歌につれ」というが、戦後我々の心を捉えてきた筒井京平さんのような曲が、消え去らずに生き続けて欲しいものである。
| 固定リンク
「2.日記・随想・歴史紀行・音楽」カテゴリの記事
- 強行された五輪ではありますが、懸命に頑張っているアスリートには敬意を表したい(2021.07.27)
- 相撲道を守るには How to keep Sumo-do(2021.07.20)
- 大谷翔平さんはなぜ、皆に愛されるのだろうか(2021.07.14)
- 現代人が留意すべきこと(2021.07.10)
- テイカカズラ(定家葛)(2021.06.16)
コメント