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2020年11月

2020年11月27日 (金)

言葉にテクスチャーがあると会話が円滑に進む

今年もあと1か月を残すばかりとなりました。近くの畑では、正月飾り用の葉ボタンの栽培が行われています。
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先日、新聞を見ると、言葉にテクスチャー(感触や質感)があると、会話が円滑に進むと、『折々のことば』を連載している鷲田清一さんが言っておられました。テクスチャーとは、言い換えれば「言葉の肌触り」といったものです。テクスチャーのある言葉は、何となく納得させられ(腑に落ちる)、人の心に沈殿することが多いということです。

テレビで見る政治家の記者会見や委員会答弁を聞いていると、人によってテクスチャーのある言葉を発する人と、そうでない人の差は歴然としています。特に嘘を並べてその場を逃げようとする政治家の言葉は無味乾燥で、テクスチャーが全くないと言ってもよく、論外です。

我々も相手との会話において、「せっかく話をしているのに、相手が話を聞いてくれていない」と不満に感じることがある。それは相手が意味を理解しても、我々の言葉にテクスチャーが欠けているからである、と反省しなければならないということですね。

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2020年11月 7日 (土)

日本人は虫の声を聞くことができる

皆さん、次のようなことをお聞きになったことがありますか?
虫の鳴き声を「声」として認識できるのは、世界で日本人とポリネシア人(以下「日本人型」と呼ぶ)だけだという。その他の人(西洋人は言うに及ばず中国人・韓国人など全ての民族、以下「西洋人型」と呼ぶ)には、雑音としか聴こえないのだとのこと。(東京医科歯科大学・角田忠信氏)。
人間の脳には、右脳と左脳があって、右脳は音楽脳とも呼ばれ、音楽や機械音、雑音の処理を、一方左脳は言語能とも呼ばれ、人間の話す声の理解など、論理的・知的な処理を受け持つ。ここまでは日本人型も西欧型も同じである。
ところが、虫の声を、彼らは、機械音や雑音と同様に音楽脳で処理するのに対し、日本人は言語脳で受けとめるというのだ。日本人は虫の鳴き声を「虫の声」として聴いているのだ。
更に興味深いことは、日本人でも外国語を母国語として育てられると西洋型となり、外国人でも日本語を母国語として育てられると日本人型になってしまうというのだ。血筋すなわち人種の違いによるものでなく、「日本語の脳」というべきものなのである。
 虫の鳴き声だけでなく、母音、泣き・笑い・嘆き、虫や動物の鳴き声、波、風、雨音、小川のせせらぎ、邦楽器音なども、日本人は言語と同様の左脳で聴き、西欧人は楽器や雑音と同じく右脳で聴いている。ありとあらゆる自然物に神が宿っているという、自然を愛(め)でてきた日本人の自然観に合致している。
「虫の声」という童謡(文部省唱歌)は、我々が子どもの頃から親しんできた歌である。日本には「虫の鳴き声に聴き入る文化」があることを物語っている。
「あれ松虫が、鳴いている/ちんちろ ちんちろ ちんちろりん/あれ鈴虫も、鳴きだした/りんりん りんりん りいんりん/秋の夜長を、鳴き通す/ああおもしろい、虫のこえ」
自然音を言語脳で受けとめるという日本人の生理的特徴と、擬声語・擬音語が高度に発達したという日本語の言語学的特徴と、更に自然物にはすべて神が宿っているという日本人の自然観とが、見事に我々日本人の中に揃っているのである。
日本人は‼️いままで何となく、西欧人が論理的であると言われてきたのに対し、情緒的である‼️と言われてきたが、それは、この「虫の鳴き声に聴き入る文化」との関係があるのではないか。」と思われるのである。
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2020年11月 3日 (火)

子どもたちの遠足に付き添い

1030日、箕面市立北小学校の全校児童を対象とした遠足に付き添い、箕面観光ボランティアガイドの皆さん24名と一緒に箕面滝道を歩いて来ました。今回、私は責任者でした。

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北小学校は、箕面市で最も児童数が少なく、1年生から6年生まで全員264名です。

例年は、先生たちだけが付き添っていたものを、今回は箕面観光ボランティアガイドにも加わってもらい、子どもたちに自然や史跡の説明をして頂きたいという依頼があったものです。高学年の児童のリーダーシップの下、グループで協力して完走することを目的とする学校行事です。12班に分かれ、それぞれの班は22名、無事完走しました。

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午前9時に学校を出発し、箕面の滝道を往復し、12時に学校へ戻ってきました。途中、予め先生と我々で作成した子どもたちへのクイズ(くすのきミッション)を意識しながら子どもたちに自然や史跡を説明しました。低学年から高学年に亘る子どもたちへの説明は案外難しいものです。孫のような子どもたちと行動を共にすると気持ちが若返るように感じます。クイズとして準備したのは、自然面では、赤トンボ、クズ、イロハモミジ、みずひき、史跡面では、 瀧安寺、唐人戻り岩でした。

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