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2020年11月27日 (金)

言葉にテクスチャーがあると会話が円滑に進む

今年もあと1か月を残すばかりとなりました。近くの畑では、正月飾り用の葉ボタンの栽培が行われています。
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先日、新聞を見ると、言葉にテクスチャー(感触や質感)があると、会話が円滑に進むと、『折々のことば』を連載している鷲田清一さんが言っておられました。テクスチャーとは、言い換えれば「言葉の肌触り」といったものです。テクスチャーのある言葉は、何となく納得させられ(腑に落ちる)、人の心に沈殿することが多いということです。

テレビで見る政治家の記者会見や委員会答弁を聞いていると、人によってテクスチャーのある言葉を発する人と、そうでない人の差は歴然としています。特に嘘を並べてその場を逃げようとする政治家の言葉は無味乾燥で、テクスチャーが全くないと言ってもよく、論外です。

我々も相手との会話において、「せっかく話をしているのに、相手が話を聞いてくれていない」と不満に感じることがある。それは相手が意味を理解しても、我々の言葉にテクスチャーが欠けているからである、と反省しなければならないということですね。

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